“はか”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ハカ
語句割合
果敢17.6%
謀14.4%
測10.7%
計9.9%
図9.0%
量7.7%
墓5.7%
諮3.8%
料3.1%
捗3.1%
儚2.8%
度1.2%
秤1.1%
議1.0%
果0.9%
圖0.9%
斗0.8%
忖0.5%
揣0.5%
衡0.5%
吐0.4%
慮0.3%
敢果0.3%
墳0.3%
履0.2%
籌0.2%
詢0.2%
墓所0.2%
墓塋0.2%
墳墓0.2%
羽虧0.2%
規0.2%
陵0.2%
墳塋0.1%
佩0.1%
噴0.1%
図維0.1%
墓場0.1%
墓石0.1%
外0.1%
察0.1%
忖度0.1%
懵0.1%
数0.1%
材0.1%
果放0.1%
権0.1%
權0.1%
穿0.1%
策0.1%
計較0.1%
計量0.1%
訾0.1%
試0.1%
進捗0.1%
関0.1%
離0.1%
魅0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女らしいと云う点からも、美しい器量からも、私は到底彼女の競争者ではなく、月の前の星のように果敢(はか)なく萎(しお)れて了うのであった。
秘密 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
こは大いに理由ある事にて、彼は全く変心せしなり、彼は妾(しょう)の帰国中妾の親友たりし泉富子(いずみとみこ)と情を通じ、妾を疎隔(そかく)せんと謀(はか)りしなり。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
平次はその意味を測(はか)り兼ねて立ち停つたのです。一應の調べが濟んで、和泉屋の皆吉と一緒に、これから歸らうとして居る時でした。
権之助はまた、背中の着物も皮膚も破れるであろう程、地上を摺(す)りうごいて、母に有利な位置を作ろうと、敵の下から計(はか)っている。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここに於て佐志木作右衛門は、千束島の山善左衛門等と図(はか)ったが、結局坐(い)ながら藩兵に攻められるより兵を挙ぐるに如(し)かずとなった。
島原の乱 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
それから僧侶及び普通政府の役人、あるいは政府の仕事をする職工とか商業家等に俸禄(ほうろく)を与える時分には普通の枡で量(はか)ってやるです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
村(むら)の人(ひと)は、べつに、たたるものもないが、おばあさんが死(し)んだけれど、だれも、墓(はか)を建(た)ててやるものがないということを告(つ)げました。
おばあさんと黒ねこ (新字新仮名) / 小川未明(著)
即ち人民一般の意嚮に聴くという制限を受くべきや、または君側二、三者の意見に諮(はか)るという制限を受くべきやというような問題に帰する。
神戸から同船して来た津田の店を訪(と)うて料(はか)らず馬来街(マレイ・ストリイト)の遊女街(いうぢよまち)に出た。同じ様な公娼の街は四箇所あるが之(これ)が第一に盛(さかん)だと津田が語つた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
肩を並べた二人の影は、いつか歩くともなく道を捗(はか)どって、山の手から外濠の方へだらだら下っていた。すると、不意に新九郎が
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私が儚(はか)ない期待を抱いて東京から九州へ参りましてから今はもう十年になりますがその間の私の生活はただ遣瀬(やるせ)ない涙を以ておおわれました。
柳原燁子(白蓮) (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
疑がえば己(おのれ)にさえ欺(あざ)むかれる。まして己以外の人間の、利害の衢(ちまた)に、損失の塵除(ちりよけ)と被(かぶ)る、面(つら)の厚さは、容易には度(はか)られぬ。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
五十畳ほどの座敷へ二列ならびに帳場格子をおいて、二十人ばかりの勘定役、改役がいそがしそうに小判を秤(はか)ったり、包装したりしている。
顎十郎捕物帳:07 紙凧 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
親類朋友などが相議(はか)って本人の名をもって養子をすることがあり、また時としては死後喪(も)を秘し、本人の生存を装うて養子をすることもある。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
セネカ若しおのが所見の根則を守りつゝも、詩を作りて快樂を寫さむとしたらましかば、その果(はか)なきさまいかなるべき。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
從(したがつ)て茲(こゝ)に堅實(けんじつ)なる基礎(きそ)が出來(でき)た以上(いじやう)は此(こ)の基礎(きそ)の上(うへ)に立(た)つて今後(こんご)大(おほい)に日本(にほん)の産業(さんげふ)の振興(しんこう)、貿易(ぼうえき)の發達(はつたつ)を圖(はか)つて行(い)くことが、吾々(われ/\)政府(せいふ)の責務(せきむ)であり
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
草むらを見もてゆけば、斗(はか)らず黒く醜き頭と光る眼とを認め得て、こゝにも臥したるよと驚くこと間々あり。
盛りと見ゆる世も何(いづ)れ衰ふる時はあり、末は濁りても涸(か)れぬ源には、流れも何時(いつ)か清(す)まんずるぞ。言葉の旨(むね)を忖(はか)り得しか
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
わたくしは古今幾多の伝記を読んで慊(あきた)らざるものがあつた故に、竊(ひそか)に発起する所があつて、自ら揣(はか)らずしてこれに著手した。是はわたくしの試験である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
先ず荷物を預けんとて二人のを一緒に衡(はか)らす。運賃弐円とは馬鹿々々しけれど致し方もなし。
東上記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
吐(はか)んと思ひ込みしに冗(むだ)と仕たり瞬間に本山(もとやま)に着けど馬に水もかはず只走りに走る梅澤櫻澤などいふ絶景の地に清く廣やかの宿屋三四軒あり此(こゝ)に一宿せざることの憾(を)しさよ山吹躑躅(つゝぢ)今を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
奈何(いかん)せん寒微(かんび)より起りて、古人の博智無く、善を好(よみ)し悪を悪(にく)むこと及ばざること多し。今年七十有一、筋力衰微し、朝夕危懼(きく)す、慮(はか)るに終らざることを恐るのみ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
華尾先生も此(この)お仲間で身分のある家から女房を娶(もら)つて其縁に頼つて敢果(はか)ない出世をしやうといふのが生涯の大望だ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
囲炉裏に榾(ほた)をさしくべ、岩魚の串刺にしたやつを炙(あぶ)りながら、山林吏が、さっき捨てた土饅頭は何だね、と案内の猟師に訊ねる、旦那、ありゃ飛騨の御大名の墳(はか)で
梓川の上流 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
きつい猿股のようなものが履(はか)されたと思うと、次には胸のところから踵(かかと)のところへ届くほどのサラサラした長い布で巻かれた。なんだか、艶めかしいいい香が鼻をうった。
鍵から抜け出した女 (新字新仮名) / 海野十三(著)
而して我と彼とを比較して勝敗利鈍の數を籌(はか)らうとするところから其の術を生じたのである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
今この夏、またこの書を稿し、来たりて余に詢(はか)るに刊行のことをもってす。よってこれに答えて曰(いわ)く。この文をもってこの挙あり。なんぞ詢るの用あらん。しかるに詢る。
将来の日本:02 序 (新字新仮名) / 田口卯吉(著)
私は全然(まるで)砂漠(さばく)の中にでも居る様な寂寞(せきばく)に堪へないでせう、而(さう)すると又た良心は私の甚(はなは)だ薄弱であることを責めるでせう、墓所(はか)へ詣(まゐ)りましても、教会へ参りましても
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
裏の酒井の墓塋(はか)の大樹の繁茂(しげり)が心地よき空翠(みどり)をその一室に漲(みなぎ)らした。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
凡ての上にうち湿(しめ)る「東京の青白き墳墓(はか)」
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
どうか臥むで居て下され、お湯ももう直沸きませうほどに含嗽(うがひ)手水(てうづ)も其所で妾が為せてあげませう、と破土竃(やぶれべつつひ)にかけたる羽虧(はか)け釜の下焚きつけながら気を揉んで云へど、一向平気の十兵衞笑つて
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
然(さ)はさりながら、他(あだ)し人の心、我が誠もて規(はか)るべきに非ず。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
人を殺しては其の肉を啖ひ、邦を夷(たひら)げては其の陵(はか)を發くに至るのである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
が、もう一棟の建物の横には、三基の墳塋(はか)が立てられてあり、その前にも燈明が点(とも)されていた。
生死卍巴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
回教弘通者(ぐつうしゃ)のオメル様の墳塋(はか)へ
生死卍巴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
すなはち出雲の國に入りまして一、その出雲(いづも)の國の建(たける)を殺(と)らむとおもほして、到りまして、すなはち結交(うるはしみ)したまひき。かれ竊に赤檮(いちひのき)もちて、詐刀(こだち)二を作りて、御佩(はか)しとして、共に肥の河に沐(かはあみ)しき。
同業者のこれに係(かか)りては、逆捩(さかねぢ)を吃(く)ひて血反吐(ちへど)を噴(はか)されし者尠(すくな)からざるを、鰐淵は弥(いよい)よ憎しと思へど、彼に対しては銕桿(かなてこ)も折れぬべきに持余しつるを、克(かな)はぬまでも棄措(すてお)くは口惜(くちをし)ければ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
すなわち「人の悪の地に大(おおい)なると其心の思念(おもい)の都(すべ)て図維(はか)る所の恒に惟悪(これあ)しきのみなるを見たまへ」
可愛い山 (新字新仮名) / 石川欣一(著)
一市井人(しせいじん)として、八十八の老婆で死んだのだが、手習師匠へもってゆく、お彼岸の牡丹餅(ぼたもち)をお墓場(はか)へ埋めてしまったのから運命が定まったのだといえば、人間の一生なんて実に変なものだ。
雨の日には、梢(こずえ)から雨滴(あまだ)れがボタボタ落ちて、苔蘚(こけ)の生えた坊主の頭顱(あたま)のような墓石(はか)は泣くように見られた。ここの和尚さんもやがてはこの中にはいるのだなどと清三は考えた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
(その女といっしょなら、逢いたいが、外(はか)の女には逢いたくないな)
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
察(はか)るだにいや苦(くる)し、愁(うれひ)はおもし。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
武蔵の仕方に眼をみはり、武蔵の心を忖度(はか)りかねていたらしい。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
懵(はか)ない世の言い慣はしだ。懵ない世の信念だ。古びるが故に新しきは未だ眞正に新しきものではない。
新しき声 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
古るい人に先だたれ、新らしい人に後れれば、今日(きょう)を明日(あす)と、その日に数(はか)る命は、文(あや)も理(め)も危(あやう)い。……
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
桴(いかだ)に乗りて海に浮ばん。我に従う者は其れ由(ゆう)なるかと。子路之を聞きて喜ぶ。子曰く、由や勇を好むこと我に過ぎたり。取り材(はか)る所なしと。——公冶長篇——
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
牛込(うしごめ)ちかくに下宿住居(げしゆくずまゐ)する森野敏(もりのさとし)とよぶ文學書生(ぶんがくしよせい)、いかなる風(かぜ)や誘(さそ)ひけん、果放(はか)なき便(たよ)りに令孃(ひめ)のうはさ耳(みヽ)にして、可笑(をか)しき奴(やつ)と笑(わら)つて聞(き)きしが、その獨栖(ひとりずみ)の理由(わけ)
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「願くはわが憤恨(いきどおり)の善(よ)く権(はか)られ、わが懊悩(なやみ)のこれと向いて天秤(はかり)にかけられんことを」というは、友の観察の浅きを責めし語である。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
彼方(かなた)と此方(こなた)とを權(はか)り比(くら)べてしかして知らむ、わが天上の案内者(しるべ)の命に從ふことのいかばかり我に樂しかりしやを 二二—二四
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
それはなんのことかと思つたらば、京都にとまつてゐた私は、出がけに小雨に降られたので、宿の人の親切から、京阪出來の中齒の下駄を穿(はか)してくれたのだつた。
三十五氏 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
今一三一豊臣の威風四海を靡(なみ)し、一三二五畿七道一三三漸(やや)しづかなるに似たれども、一三四亡国の義士彼此(をちこち)に潜(ひそ)み竄(かく)れ、或は大国の主(ぬし)に身を托(よ)せて世の変(へん)をうかがひ、かねて一三五志(こころざし)を遂(と)げんと策(はか)る。
猶(なほ)計較(はか)りなん。三六九小松原の三七〇道成寺に、三七一法海和尚(ほふかいをしやう)とて貴き祈(いのり)の師おはす。
時間も空間も一定不変なものかと思えば、計量(はか)り方によって、そのときそのところで違って来るという、これもアインシュタイン説が主張されて来ました。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
高祖保よ 擦(おさ)へよ 揚るべからず 訾(はか)つて 謫(しか)るべからず矣……
雪 (新字旧仮名) / 高祖保(著)
「何、再度試(はか)るまでだ」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
村人の手で、遺骸は荼毘(だび)に付した。お骨を捧げて、今日は明日は江戸の道場へ帰ろうと思いながら、大次郎の傷の癒えも進捗(はか)ばかしくないので、二人はまだこうして、この猿の湯に逗留している。
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)
百官を總(す)べ、万機を行ない、天下を関(はか)り白(もう)する者、太政大臣(だじょうだいじん)の上に坐し、一ノ上とも、一ノ人とも、一ノ所とも申し上ぐる御身分、百姓(せい)の模範たるべきお方であるはずだ。
血ぬられた懐刀 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「道のべの荊(うまら)の末(うれ)に這(は)ほ豆のからまる君を離(はか)れか行かむ」(同・四三五二)も同じような場面だが、この豆蔓(まめづる)の方は間接に序詞を使って技巧的であるが、それでも
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
さては童男(をぐな)と魅(はか)されて
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫、薄田淳介(著)