“察”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さつ48.8%
さっ35.7%
と4.8%
み2.4%
あきら1.2%
あきらか1.2%
さっし1.2%
さつし1.2%
さと1.2%
つまびら1.2%
はか1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
婦人(ふじん)の驚駭(きやうがい)は蓋(けだ)し察(さつ)するに餘(あま)りある。卓(たく)を隔(へだ)てて差向(さしむか)ひにでも逢(あ)ふ事(こと)か、椅子(いす)を並(なら)べて、肩(かた)を合(あ)はせて居(ゐ)るのであるから、股栗不能聲(こりつしてこゑするあたはず)。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
色(いろ)よい返事(へんじ)を認(したた)めたおせんの文(ふみ)を、見(み)せろ見(み)せないのいさかいに、しばし心(こころ)を乱(みだ)していたが、この上(うえ)の争(あらそ)いは無駄(むだ)と察(さっ)したのであろう。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
此上(このうへ)にお頼(たの)みは萬々(ばん/″\)見送(みおく)りなどして下(くだ)さるな、さらでだに泣(な)き男(おとこ)の我(わ)れ朋友(ともだち)の手前(てまへ)もあるに何(なに)かをかしく察(と)られてもお互(たがひ)に詰(つま)らず
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
察(み)る時は必ず其眞僞(しんぎ)現(あらは)るゝと宜(むべ)なる哉然れ共萬一(もし)庸人(ようじん)の奉行となりて強情(がうじやう)奸曲(かんきよく)の者を調べるに於てを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
また富みて一一四善根を種(う)うるにも一一五ゆゑなきに恵みほどこし、その人の不義をも察(あきら)めず一一六借(か)しあたへたらん人は、善根なりとも財(たから)はつひに散ずべし。
故(かれ)、太素は杳冥(えうめい)たれども、本つ教に因りて土(くに)を孕(はら)み島を産みたまひし時を識(し)り、元始は綿邈(めんばく)たれども、先の聖に頼(よ)りて神を生み人を立てたまひし世を察(あきらか)にす。
なるほど僕は近藤君(さん)のお察(さっし)の通り恋愛に依(よっ)て一方の活路を開いた男の一人である。
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
流して打歡(うちよろこ)び是迄種々(いろ/\)と厚く御世話に預(あづか)りし上只今の其御言葉(ことば)此御恩(おん)は命(いのち)に代(かへ)ても報(はう)じ難(がた)し實は御察(さつし)の通り僅(わづか)の路銀(ろぎん)を遣(つか)ひ盡(つく)し此程は櫛(くし)簪(かんざ)しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
これを明らかにする鑑(かがみ)なく、これを察(さと)らする識(さとし)なく、英雄一個の心智を以て、四海万姓を弄(もてあそ)ぶ事、そも/\天の意なるや
山崎合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
曰く、『昼もまた知らざるところありや』と。先生曰く、『汝(なんじ)よく昼の懵々(ぼうぼう)として興(お)き、蠢々(しゅんしゅん)として食するを知るのみ。行いて著しからず、習いて察(つまびら)かならず、終日昏々(こんこん)として、ただこれ夢の昼なり。 ...
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
察(はか)るだにいや苦(くる)し、愁(うれひ)はおもし。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)