“如”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごと54.4%
し35.3%
も1.1%
やう1.0%
よう0.8%
しか0.8%
にょ0.8%
ゴト0.7%
シ0.7%
な0.5%
ごとく0.5%
ごど0.3%
もし0.3%
や0.3%
ゆ0.3%
モシ0.3%
しく0.1%
の0.1%
ごた0.1%
によ0.1%
い0.1%
ご0.1%
ごつ0.1%
ど0.1%
よ0.1%
イカンゾ0.1%
シカムヤ0.1%
シカンヤ0.1%
ニシカムヤ0.1%
モ0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鬘(かつら)ならではと見(み)ゆるまでに結做(ゆひな)したる圓髷(まるまげ)の漆(うるし)の如(ごと)きに、珊瑚(さんご)の六分玉(ろくぶだま)の後插(あとざし)を點(てん)じたれば、更(さら)に白襟(しろえり)の冷豔(れいえん)、物(もの)の類(たと)ふべき無(な)く——
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
学者である以上、その態度は誠に立派なもので、悉(ことごと)く書を信ぜば書無きに如(し)かずといった孟子の雄々(おお)しさを髣髴(ほうふつ)させるのであります。
新案探偵法 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
如(も)し誓いを渝(か)えたら親が死んで土に埋り腐って松三本生えるという意と聞いたごとく、サンタル人はもと虎を祖先と信じたのかと思う。
冷たい何かの切石の上に、幽かな薄玻璃の鏡の如(やう)に坐つて居た私の前に何時からとなく現れてひたと一列に座つた八九人の児供がある。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
幼少の頃、将来(いまに)汝(おまえ)は何に成るの? と能く聞かれたものでした。すると私は男の子の如(よう)に双肩(かた)聳やかして女弁護士! と答えました。
職業の苦痛 (新字新仮名) / 若杉鳥子(著)
忍んで様子を窺うに如(しか)ずと思って、かれは廟の欄間(らんま)へ攀(よ)じのぼり、梁(はり)のあいだに身をひそめていると、やがてその一行は門内へ進んで来ました。
それとも私が人間でなくなるのか? ……何方(どっち)だか其は分らんが、兎に角互の熱情熱愛に、人畜(にんちく)の差別(さべつ)を撥無(はつむ)して、渾然として一如(にょ)となる。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
先だちて出でましし八十神の命(ミコト)以ちて、海塩を浴みて、風に当り伏せれと誨え給いき。故教の如(ゴト)せしかば、我身悉に傷はえつと申す。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
機(キ)ハ逸(イツ)セリ。天ハ我ヲ利セズ。愚戦(グセン)ニ固着(コチヤク)シテ、愚ヲ重ネンヨリハ、如(シ)カズ、一タビ退イテ、再起ノ日ヲ計ランニハ。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
張る尾羽の白孔雀如(な)し円かなりひとむらの萱に霜ぞ満ちたる
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
雑誌『饒舌』は湖山一人(いちにん)の手に残りて『ハイカラ』と改題せられしが気焔また既往の如(ごとく)なる能(あた)はず幾何(いくばく)ならずして廃刊しき。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
扨(さ)て其他(そのた)には、彼(か)の第(だい)一の穴(あな)にもある如(ごと)く、周圍(しうゐ)と中央(ちうわう)とに、幅(はゞ)四五寸(すん)の溝(みぞ)が穿(うが)つてあるが、彼(か)の如(ごど)く床壇(ゆかだん)は設(もう)けて無(な)い。
所以原免(ゆへにゆるして)、同二於平民一。但既免之後、汝等手技如(もし)不下伝二習上子孫一、子孫弥降二前姓一、欲レ従二卑品一。
賤民概説 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
希臘には雄壯なることアポロのやうなものもあるが、又ミローや、メディスのヴィナス、デアナの如(や)うな美しい女神もある。
彫刻家の見たる美人 (旧字旧仮名) / 荻原守衛(著)
右の婦人細き竹杖で壁隙より刺すと婢腹病むというて戸を開き厠(かわや)に如(ゆ)く。褒まさに駭(おどろ)き、呆(あき)れて言を発せぬうち婢立ち出で虎に搏(う)たる。褒出で救うてわずかに免がれた。
劉備がその死に臨み、孔明に後事を託した時に、「嗣子可レ輔輔レ之。如(モシ)其不可。君可二自取一」といひ、又劉禪に對しては、汝事二丞相一(孔明)如レ父と申渡して居る。
碎(くだ)けども女の身と云殊に大金(たいきん)の事なれば如何とも詮方(せんかた)なく何分是は淺草なる娘の方へ相談なすに如(しく)ことなしとて早々娘を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
この歌の結句は、「崩岸辺(あずへ)から駒の行(ゆ)こ如(の)す危(あや)はども人妻(ひとづま)児(こ)ろをまゆかせらふも」(巻十四・三五四一)(目ゆかせざらむや)のに似ている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「知っとる、知っとる。ほんに酒好きけんな。飲ます事(ごっ)ちなか。とてん偉(えれ)えお爺さんの如(ごた)る。」
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
わたくしは進んでどう云ふ筋の親戚かと云ふことをも知りたくなつた。数日の後の事である。偶然六如(によ)の詩集を飜して見てゐると、「寄題波響楼」の長古が目に触れた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
彼は平戸に如(い)き、平戸藩の重臣葉山左内に介し、山鹿素水を見、肥後に入り宮部鼎蔵の家を主として、その徒及び横井小楠の社中と交れり。彼嘗(かつ)て曰く
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
オルガンの鳴っとる如(ご)たる
この子を残して (新字新仮名) / 永井隆(著)
あの爺さん、何でもあれを神戸で買(こ)うて来て、たった一度しか手をとおさないちいいましたけんな。なに、ちっとばっかり惜しか如(ごつ)しとりましたたい。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
こう考えて見ると如(ど)んな事をしても苦しまなくてはならない世の中にあって自分は一体どうすれば苦しみもなく落ち付いて暮らす事が出来るかと全く解らなくなって来る。
現代語訳 方丈記 (新字新仮名) / 鴨長明(著)
或日、私は例(いつも)の如(よ)うに午食後、食堂に残って主人の相手になって無駄話に耽っていた。ふと、いなくなった「彼」の事を思い出して、主人にあのセルヴィヤ人は何うしたろうと、訊いて見た。
二人のセルヴィヤ人 (新字新仮名) / 辰野隆(著)
如(イカンゾ)其レ智ナラム。如(イカンゾ)其レ智ナラム。(吾子)
楊雄と法言 (旧字旧仮名) / 狩野直喜(著)
しかも如(シカムヤ)二其仁ニ一如(ニシカムヤ)二其仁ニ一と繰返へして歎美されたることゝなる。
孔子と管仲 (旧字旧仮名) / 狩野直喜(著)
然るに若し論語の如其仁が孔安國の解釋の通りとし、是れを法言に應用し、如(シカンヤ)二其富ニ一、如(シカンヤ)二其智ニ一、如(シカンヤ)二其寢ニ一、如(シカンヤ)二申韓ニ一と讀んだら丸で意味が分らぬことゝなる。
孔子と管仲 (旧字旧仮名) / 狩野直喜(著)
しかも如(シカムヤ)二其仁ニ一如(ニシカムヤ)二其仁ニ一と繰返へして歎美されたることゝなる。
孔子と管仲 (旧字旧仮名) / 狩野直喜(著)
如(モ)シ日ガ東ニ昇レバ、則チ花ハ東ニ朝(ムカ)ヒ、日ガ天ニ中スレバ、則チ花ハ直チニ上ニ朝(ムカ)ヒ、日ガ西ニ沈メバ、則チ花ハ西ニ朝フ(漢文)
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)