“きよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:キヨ
語句割合
浄32.8%
清26.6%
潔10.9%
聖10.1%
淨5.2%
毀誉2.6%
居2.2%
虚1.5%
純1.1%
擧0.7%
踞0.7%
炬0.6%
去0.4%
喜代0.4%
寄与0.4%
怯0.4%
毀譽0.4%
渠0.4%
許0.2%
凶0.2%
季餘0.2%
巨0.2%
斎0.2%
木寄0.2%
来依0.2%
来寄0.2%
極0.2%
洗0.2%
清潔0.2%
皓0.2%
鉅0.2%
静0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
現界(げんかい)の景色(けしき)と比(くら)べて別(べつ)に格段(かくだん)の相違(そうい)もありませぬが、ただこちらの景色(けしき)の方(ほう)がどことなく浄(きよ)らかで、そして奥深(おくふか)い感(かん)じが致(いた)しました。
土(つち)の上(うへ)に散(ち)らばつてゐる書類(しよるゐ)を一纏(ひとまとめ)にして、文庫(ぶんこ)の中(なか)へ入(い)れて、霜(しも)と泥(どろ)に汚(よご)れた儘(まゝ)宗助(そうすけ)は勝手口(かつてぐち)迄(まで)持(も)つて來(き)た。腰障子(こししやうじ)を開(あ)けて、清(きよ)に
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
お通さんだけは、世間の悪も人間の表裏も知らずに、娘となり、おかみさんとなり、やがては婆さんとなって、無憂華(むゆうげ)の潔(きよ)い生涯を
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
楽しい聖(きよ)い一晩だった……。二人は何事も隠し合わないつもりではあったが、彼はただ無関係な事柄だけしか彼女に話せなかった。
林太郎と同じ寶物藏のこれは階下の唐櫃(からびつ)の中に入れられてゐたのを救ひ出して身を淨(きよ)めさせ、身扮(みなり)を改めてこゝへ呼出したのです。
まして毀誉(きよ)に煩はされる心などは、とうに眼底を払つて消えてしまつた。あるのは、唯不可思議な悦びである。或は恍惚たる悲壮の感激である。
戯作三昧 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ええその、居(きよ)は心を移すとか云ひますがな、それは本當のことですな。何でも斯ういふ際は多少の不便を
子をつれて (旧字旧仮名) / 葛西善蔵(著)
千登世の意見は単純であつたが、何処か虚(きよ)をついたところがあると見え、鬼頭も、深水も、ややうろたへ気味であつた。
双面神 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
子(こ)ども達(たち)をおもひ且(か)つ愛(あい)することに依(よつ)て、わたしはわたしの此(こ)の苦惱(くるしみ)にみちみてる生涯(しやうがい)を純(きよ)く、そして美(うつく)しい日々(ひゞ)として過(すご)すでせう。これは大(おほ)きな感謝(かんしや)であります。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
馬(うま)の顏(かほ)を斜(はす)に見(み)た處(ところ)で、無論(むろん)少年(せうねん)の手(て)には餘(あま)る畫題(ぐわだい)であるのを、自分(じぶん)は此(この)一擧(きよ)に由(よつ)て是非(ぜひ)志村(しむら)に打勝(うちかた)うといふ意氣込(いきごみ)だから一生懸命(しやうけんめい)、學校(がくかう)から宅(たく)に歸(かへ)ると一室(しつ)に籠(こも)つて書(か)く
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
臨川寺(りんせんじ)の庭に踞(きよ)して、獨り靜かに下瞰(かゝん)するに、水は飽(あく)まで碧(みどり)に、岩は飽まで奇に、其間に松の面白く點綴(てんせつ)せられたる、更に畫圖(ぐわと)のごとき趣を添へたるを見る。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
民衆は皆肩を聳(そびや)かし、眉をあげて、北天を望めり。見よ、七星の光肥えて炬(きよ)の如からずや。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
請取し時さし出したるなりと云に聢(しか)と夫に相違無(なき)やと申せば然樣(さやう)に御座りますと云時原田シテ其脇差(わきざし)は何所から買(かつ)た其賣口は知て居樣(ゐやう)なと云れ治助は甚だ氣味惡(わる)く思ひながら其品(そのしな)は稻荷町の十兵衞と申者の宿(やど)に於て去(きよ)月の市(いち)に買取(かひとり)たり然し其節は二十品ばかりの買物(かひもの)にて賣主は誰(たれ)やら聢(しか)とは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
女形(おやま)といえば、中村(なかむら)富(とみ)十郎(ろう)をはじめ、芳沢(よしざわ)あやめにしろ、中村(なかむら)喜代(きよ)三郎(ろう)にしろ、または中村粂太郎(なかむらくめたろう)にしろ、中村松江(なかむらしょうこう)にしろ、十人(にん)いれば十人(にん)がいずれもそろって上方下(かみがたくだ)りの人達(ひとたち)である中(なか)に
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
かえって伝説化された彼女らの面影は、永劫(えいごう)にわたって人間生活に夢と詩とを寄与(きよ)している。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
貫一は彼の如く残刻と譎詐(きつさ)とに勇ならざりけれど、又彼の如く敬神と閉居とに怯(きよ)ならず、身は人と生れて人がましく行ひ、一(いつ)も曾(かつ)て犯せる事のあらざりしに、天は却(かへ)りて己を罰し人は却りて己を詐(いつは)り
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
女王はこの毀譽(きよ)を心に介せざる如く、首を昂(あ)げて場を下りしに、紳士見送りて、我等はトロヤ人なりきとつぶやきぬ。(原語「フイムス、トロエス」は猶已矣(やみなむ)と云はんが如し。)
川は尾久の渡より下二十町ほどにしてまた一転折して、千住製紙所の前を東に流る。一たび製紙所に入りて直(ただち)にまた本流に合する一渠(きよ)あり。製紙所前を流れて、やがて大橋に至る。
水の東京 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
今に土中より麻皺(ましう)の古瓦(こぐわ)いづるといへり。江濃(こうのう)両国境を経一里柏原駅。一里半醒井(さめがゐ)駅。虎屋藤兵衛の家に宿す。暑尤甚し。行程九里許(きよ)
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
すなはち徳山城下なり。鶴屋新四郎の家に小休す。城此をはなるゝこと十町許(きよ)なり。浅井金蔵谷祐八(金蔵字(あざなは)子文祐八字子哲徳山の臣なり)
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
調(とゝの)へ來り左右(とかく)物(もの)事は祝(いは)ひ直さば凶(きよ)も吉(きち)に變(へん)ずべしと申勸(すゝ)め兩人して酒宴(しゆえん)を催(もよほ)せしが靱負(ゆきへ)は元より好(すき)な酒(さけ)ゆゑ主が氣轉(きてん)の熱(あつ)がんに氣を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
棠園さんは置鹽氏(おしほうぢ)、名は維裕(ゐゆう)、字(あざな)は季餘(きよ)、通稱は藤四郎である。居る所を聽雲樓(ていうんろう)と云ふ。川田甕江(をうこう)の門人で、明治三十三年に靜岡縣周智(すち)郡長から伊勢神宮の神官に轉じた。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
あんな巨(きよ)大な奴(やつ)の懐中で
冠松次郎氏におくる詩 (新字旧仮名) / 室生犀星(著)
斎(きよ)めの置き台の上に載せられてあるのを見て、山ではこうした植物の新鮮な色を見ることで時の移り変わりのわかるのがおもしろいと女房たちが言っているのを
源氏物語:48 椎が本 (新字新仮名) / 紫式部(著)
木寄(きよ)せのことを、ざっと話して置きましょう。
真金(まがね)吹く吉備(きび)の海に、朝なぎに来依(きよ)る深海松(ふかみる)、夕なぎに来依る○みる、深みるのよせて来(こ)し君、○みるのよせて来し君、いかなれや国へかへらす、ちゝのみの父を思へか、いとこやの妹(いも)を思へか
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
短夜の白良の浜に来寄(きよ)る波燈籠にまくわ苧(を)がらなどをあはれ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
精神を極(きよ)めて進んで行きなさい
謙信の駒も、脚を洗(きよ)めて、川波をざぶざぶ渡っていた。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
溝には塵芥(ごみ)の堆(うづたか)く、たまたま清潔(きよ)き家ぞと見るも、生々しき獣皮の、内外には曝されたる、さりとては訝しさを、車夫に糺せば、個は穢多村なりといふ。
移民学園 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
上人の手によって得度(とくど)して、了海(りょうかい)と法名を呼ばれ、ひたすら仏道修行に肝胆を砕いたが、道心勇猛のために、わずか半年に足らぬ修行に、行業(ぎょうごう)は氷霜(ひょうそう)よりも皓(きよ)く、朝には三密の行法を凝らし
恩讐の彼方に (新字新仮名) / 菊池寛(著)
モリエエルなどの鉅(きよ)匠の作を演ずる日が削減されるのは遺憾なことであるから、マス君の議論は真(しん)に発言の時を得たものであつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
汝心を静(きよ)めて良き日の来るを待て、変り易きは世の習(ならい)なり
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)