“郎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
らう43.1%
ろう43.1%
をとこ2.8%
ロウ2.8%
おとこ1.4%
おまへ1.4%
ぬし1.4%
ろ1.4%
わかだんな1.4%
ロ1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
與(よ)四郎(らう)心(こゝろ)をつけて物事(ものごと)を見(み)るに、さながら戀(こひ)に心(こゝろ)をうばゝれて空虚(うつろ)に成(なり)し人(ひと)の如(ごと)く、お美尾(みを)お美尾(みを)と呼(よ)べば何(なに)えと答(こた)ゆる詞(ことば)の力(ちから)なさ
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
薩軍の池辺(いけべ)吉(きち)十郎(ろう)は、試みに、勧降状(かんこうじょう)を矢にむすんで、諸所の防寨(ぼうさい)に射込ませてみたが、ひとりの城兵も、降伏して出て来なかった。
日本名婦伝:谷干城夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
案じ夏とて谷間に雪あるに郎(をとこ)は單衣(ひとへぎぬ)にて上(のぼ)られぬ梢の雫(しづく)巖(いはほ)の滴(したゝ)り何とてそれにて凌(しの)がれん袷(あはせ)を贈りまゐらせたやとの情彼(か)の孤閨を守る婦(をんな)が夫が遠征の先へ新衣を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
郎(ロウ)ハ竹馬ニ騎シテ来(キタ)リ
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
喜二郎の郎がなければ、喜二、即(すなわ)ちキジ、鳥の雉(きじ)に字音が通じます。そこで雉子(きじ)雉子(きじ)ケンケン郎(おとこ)を落としたという評判が立ちました。そんなことがあっては武士の名折れでございます
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
孫(まご)の顔(かほ)を見玉はゞさぞかしよろこび給ふらん。さればに候、父翁(とつさま)はいつぞや来(きた)られしが母人(かさま)はいまだ赤子(ねんね)を見給はざるゆゑことさらの喜悦(よろこび)ならん。遅(おそく)ならば一宿(とまり)てもよからんか、郎(おまへ)も宿(とまり)給へ。
「郎(ぬし)は正宗(まさむね)、わしア錆(さ)び刀、郎(ぬし)は切れても、わしア切れエ——ぬ」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
『四郎(ろ)べ。今日はすこしゃア、釣(つ)ったけ?』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「奥へ往って薛の郎(わかだんな)がいらしたと言ってこい」
青蛙神 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
晶子さんに「京の橋千鳥飛ぶなり。延二郎(ロ)の薄き茜の幟の上に」
芝居の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)