“者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もの68.2%
しゃ9.5%
もん9.5%
しや3.4%
は2.9%
モノ1.4%
も0.9%
ひと0.6%
ば0.6%
じゃ0.6%
もな0.6%
てへり0.3%
おの0.3%
す0.3%
て0.3%
トハ0.3%
ハ0.3%
モン0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
能登(のと)の「ワゲシ」は最(もつと)もこれに近(ちか)い音(おん)を有(いう)する鳳(フング)至(シ)の二字(じ)によつて示(しめ)されたのが、今(いま)は「ホーシ」と讀(よ)む者(もの)がある。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
この世の人はイエスの御言を聞いて、「なんという極端な言だろう。キリスト者(しゃ)というものは過激な物の言い方をするものですねえ」
母「はい、お前方も旧(ふり)い馴染でがんしたけんども、今度が別れになります、はい有難うござえます、多助や誰か若(わけ)え者(もん)が大勢来たよ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それで直(す)ぐ準備(じゆんび)をして、下男(げなん)に藥箱(くすりばこ)を擔(かつ)がせ、多田院(ただのゐん)からの迎(むか)への者(しや)を先(さ)きに立(た)てて、玄竹(げんちく)はぶら/\と北野(きたの)から能勢街道(のせかいだう)を池田(いけだ)の方(はう)へ歩(ある)いた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
実に正義之人者(は)国之元気に御座候間、一人に而(て)も戮(りく)せられ候へば、自ら元気を戕(そこなひ)候。自ら元気を戕候へ者(ば)、性命も随而(したがつて)滅絶仕候。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
迫身(ハクシン)ノ刀気(トウキ)ハ盤石ヲ貫ク、心眼察スル者(モノ)則(スナワ)チ豪(ゴウ)——鐘巻流の奥品(おうぽん)にある。その刀気を感じたらしい。で、寂然と動かなかった。
神秘昆虫館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「えらい者(も)ンに買いかぶられたなあ。あいにくこっちは、若いのや老いぼれやらの、しがない小商人(こあきんど)だ。ところで、お前さんの方は?」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
季康子問う、弟子孰(たれ)か学を好むと為(な)す。孔子対(こた)えて曰く、顔回(がんかい)という者(ひと)ありて学を好みしが、不幸短命にして死し、今は則ち亡(な)し。(先進、七)
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
若(もし)魁(くわい)たる者も同志之者も御差別なく厳刑に相成候へ者(ば)、天下正義之者忽(たちまち)朝廷を憤怨(ふんゑん)し、人心瓦解し、収拾すべからざる御場合と奉存候。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
其の音(ね)古雅にして、上手な人が吹きますと修行者(じゃ)とは思われませんような音色でございます。
下(しも)の方(ほう)に居(ゐ)あんすがね、わしは往來(いきゝ)なしでさ、同胞(きやうでえ)だたあ思(おも)はねえからつてわし斷(ことわ)つたんでがすから、わし等(ら)嚊(かゝあ)死(し)んだ時(とき)だつて來(き)もしねえんですかんね、お内儀(かみ)さんさうえ者(もな)あ有(あ)りあんすめえね
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
仰云、至二于家随身早可レ令二勤仕一。抑左相府随身如何。云、中将云、申二事由一可レ令レ勤者(てへり)。
俗法師考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
女房(かみさん)の料簡(れうけん)ぢやあ、廓外(そと)へ出(で)て——それこそ新橋(しんばし)なぞは、近來(きんらい)吉原(よしはら)の者(おの)も大勢(おほぜい)行(い)つて居(ゐ)るから——彼處等(あすこら)へ行(い)つて待合(まちあひ)でもすれば、一番(いちばん)間違(まちがひ)は無(な)いと思(おも)つたのだが、此議(これ)は又(また)その娘(むすめ)が大反對(だいはんたい)で
廓そだち (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
虎の子や虎、犬の児や犬、食与(ものくゐ)ゆ者(す)ど我(わが)御主(おしゅう)、内間(うちま)御鎖(おざす)ど我御主
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
金はあっても売り者(て)がないので、みすみす食物を摂ることが出来ず、錦の衣裳を纒(まと)ったまま飢え死にをした能役者もあった。
開運の鼓 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
南宋の王遂は「學者(トハ)學二乎孝一。教者(トハ)教二乎孝一。故皆從二孝字一」(南宋の王應麟『困學記聞』卷七)と解釋して居る。
御馬(ミウマノ)皇子、三輪(ミワ)の磐井(イハヰ)の側で討たれる時、井を指して詛した語は「此井は百姓のみ唯飲む事を得む。王者(ハ)飲むに能はじ」
人の顔を見つめると「人の顔見る者(モン)、飯(マヽ)粒・小つぼ」と言ふ。名前をよみ込む文句では古いのは
三郷巷談 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)