“如斯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かくのごとく28.6%
かくのごとき19.0%
こんな14.3%
こん9.5%
かくのごと9.5%
かくのごとし9.5%
かく4.8%
こう4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
如斯(かくのごとく)心得なば夫婦の中自ら和(やわら)ぎ、行末永(ながく)つれ添て家の内穏かなるべし。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
其所で僕は宜しく早大は勿論、学生一般が如斯(かくのごとき)不道理な、又斯くの如く暴慢なる者に対して、相当の制裁を加へるが至当だと思ふ。
「そんなら何故(なぜ)お前さん月の中(うち)十日は必然(きっと)休むの? お前さんはお酒は呑(のま)ないし外に道楽はなし満足に仕事に出てさえおくれなら如斯(こんな)貧乏は仕ないんだよ。——」
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
何(なん)ぞその心根の哀しさや。会い度(た)くば幾度(いくたび)にても逢(あえ)る、又た逢える筈の情縁あらば如斯(こん)な哀しい情緒(おもい)は起らぬものである。
恋を恋する人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
如斯(かくのごと)くに来世を背景として読みて主イエスの是等の言辞(ことば)に深き貴き意味が露われて来るのである、主は我等が明日あるを知るが如くに明白に来世あるを知り給いしが故に
案内者いはく、御花圃(はなはたけ)より(まへにいひたる所)別に径(みち)ありて竜岩窟(りうがんくつ)といふ所あり、窟(いはや)の内に一条(ひとすぢ)の清水ながれそのほとりに古銭多く、鰐口(わにくち)二ツ掛りありて神を祀(まつ)る。むかしより如斯(かくのごとし)といひつたふ。
此所は大日流布(だいにちるふ)の大師の生れさせ給ひたる地にも近く、何と無く心とゞまりて如斯(かく)草庵を引きむすび、称名(しようみやう)の声の裏(うち)には散乱の意を摂し、禅那(ぜんな)の行の暇(ひま)には吟咏のおもひに耽り悠〻自ら楽むに
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
今に見ろ、彼奴等(あいつら)を根絶やしにして呼吸(いき)の音(ね)を止(と)めて遣(や)るからなんてワイ/\云(いっ)たのは毎度の事であるが、是(こ)れとても此方(こっち)に如斯(こう)と云う成算(せいさん)も何もない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)