“みを”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ミヲ
語句割合
水脈55.6%
澪27.8%
三尾5.6%
美尾2.8%
御尾2.8%
瞰下2.8%
見送2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
銀(ぎん)のすすきの波(なみ)をわけ、かゞやく夕陽(ゆふひ)の流(なが)れをみだしてはるかにはるかに遁(に)げて行(い)き、そのとほつたあとのすすきは静(しづ)かな湖(みづうみ)の水脈(みを)のやうにいつまでもぎらぎら光(ひか)つて居(を)りました。
鹿踊りのはじまり (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
遠くの沖には彼方(かなた)此方(こなた)に澪(みを)や粗朶(そだ)が突立(つつた)つてゐるが、これさへ岸より眺むれば塵芥(ちりあくた)かと思はれ
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
「大御舟(おほみふね)泊(は)ててさもらふ高島の三尾(みを)の勝野(かちぬ)の渚(なぎさ)し思ほゆ」(巻七・一一七一)、「朝なぎに舳(へ)向け榜(こ)がむと、さもらふと」(巻二十・四三九八)等の例がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
與(よ)四郎(らう)心(こゝろ)をつけて物事(ものごと)を見(み)るに、さながら戀(こひ)に心(こゝろ)をうばゝれて空虚(うつろ)に成(なり)し人(ひと)の如(ごと)く、お美尾(みを)お美尾(みを)と呼(よ)べば何(なに)えと答(こた)ゆる詞(ことば)の力(ちから)なさ
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
はかなき夢(ゆめ)に心(こゝろ)の狂(くる)ひてより、お美尾(みを)は有(あり)し我(わ)れにもあらず、人目(ひとめ)無(な)ければ涙(なみだ)に袖(そで)をおし浸(ひた)し、誰(た)れを戀(こ)ふると無(な)けれども大空(おほそら)に物(もの)の思(おも)はれて
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
また宇陀(うだ)の墨坂(すみさか)八の神に、赤色の楯矛(たてほこ)を祭り九、また大坂(おほさか)の神一〇に、墨色の楯矛を祭り、また坂(さか)の御尾(みを)の神、河(かは)の瀬(せ)の神までに、悉に遺忘(おつ)ることなく幣帛(ぬさ)まつりたまひき。
街(まち)の瓦を瞰下(みを)ろせばたんぽぽが咲く、鳩が飛ぶ
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
何(なに)ならんと小走(こばし)りして進(すゝ)み寄(よ)りつ一枝(ひとえだ)手折(たを)りて一輪(りん)は主(しう)一輪(りん)は我(わ)れかざして見(み)るも機嫌取(きげんと)りなり互(たがひ)の心(こゝろ)は得(え)ぞしらず畔道(あぜみち)づたひ行返(ゆきかへ)りて遊(あそ)ぶ共(とも)なく暮(くら)す日(ひ)の鳥(とり)も寐(ね)に歸(かへ)る夕(ゆふ)べの空(そら)に行(ゆ)く雲水(くもみづ)の僧(そう)一人(ひとり)たゝく月下(げつか)の門(もん)は何方(いづこ)ぞ浦山(うらやま)しの身(み)の上(うへ)やと見送(みを)くれば見(み)かへる笠(かさ)のはづれ兩女(ふたり)ひとしくヲヽと呌(さけ)びぬ
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)