“湖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うみ44.5%
みずうみ21.9%
みづうみ15.3%
こ12.4%
ウミ1.5%
こすゐ0.7%
あふみ0.7%
み0.7%
みず0.7%
みづ0.7%
コ0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
琵琶湖の一番奧になつてゐる、もう餘呉(よご)の湖(うみ)に近い鹽津をまだ闇いうちに出帆した船が竹生島に朝の五時三十分に寄航するのである。
湖光島影:琵琶湖めぐり (旧字旧仮名) / 近松秋江(著)
入り江の海を湖(みずうみ)のような形にみせる役をしている細長い岬(みさき)の、そのとっぱなにあったので、対岸の町や村へゆくには小舟で渡(わた)ったり
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
改札口(かいさつぐち)を冷(つめた)く出(で)ると、四邊(あたり)は山(やま)の陰(かげ)に、澄渡(すみわた)つた湖(みづうみ)を包(つゝ)んで、月(つき)に照返(てりかへ)さるゝ爲(ため)か、漆(うるし)の如(ごと)く艶(つや)やかに、黒(くろ)く、且(か)つ玲瓏(れいろう)として透通(すきとほ)る。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
次の日のひるごろ、キャラコさんと茜さんは、長尾(ながお)峠の頂上に立っていた。眼のしたに、蘆(あし)の湖(こ)が、古鏡のように、にぶく光っている。
キャラコさん:03 蘆と木笛 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
諏訪の湖(ウミ)・琵琶湖・霧島山の大汝(オホナメ)の池など、懸け離れた遠方の井や湧き水に通じてゐると言ふ。不思議なのは又龍宮へ通うてゐると言ふ、井戸・清水の多い事である。
河童の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
騰波(とば)の湖(あふみ)は暮にけり
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
日比谷公園前の近江(おうみ)の湖(み)を初めとして、新しい東京八景が出来ているが、それは皆、往来に山や谷や湖や川が出来たのに対して名づけられたものである。
言葉はなくても真情(まこと)は見ゆる十兵衛が挙動(そぶり)に源太は悦び、春風湖(みず)を渡って霞(かすみ)日に蒸すともいうべき温和の景色を面にあらわし、なおもやさしき語気円暢(なだらか)に
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
言葉は無くても真情(まこと)は見ゆる十兵衞が挙動(そぶり)に源太は悦び、春風湖(みづ)を渡つて霞日に蒸すともいふべき温和の景色を面にあらはし、尚もやさしき語気円暢(なだらか)に
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
お師匠(ししょう)さまがつらつら亀卜(きぼく)の卦面(かめん)を案じまするに、すなわち、——富岳(フガク)ニ鳳雛(ホウスウ)生(ウ)マレ、五湖(コ)ニ狂風(キョウフウ)生(ショウ)ジ、喬木(キョウボク)十悪(アク)ノ罪(ツミ)ヲ抱(イダ)イテ雷(ライ)ニ裂(サ)カル——とござりましたそうです
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)