“小走”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こばし70.8%
こばしり25.0%
すばし4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
件の僧は暫したゝずみて訝しげに見送れば、焚きこめし異香(いきやう)、吹き來(く)る風に時ならぬ春を匂はするに、俄に忌(いま)はしげに顏(かほ)背(そむ)けて小走(こばし)りに立ち去りぬ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
とばかりありて、仮花道に乱れ敷き、支え懸けたる、見物の男女(なんにょ)が袖肱(そでひじ)の込合うたる中をば、飛び、飛び、小走(こばしり)に女(め)の童(わらわ)一人、しのぶと言うなり。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「——ある! それは船渠(ドック)のモンキー騒ぎの時にオペラバッグから金剛石(ダイヤ)の指環をちょろまかした小走(すばし)ッこい、ほんとの盗(ぬす)ッ人(と)を探すことさ」
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)