“代”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だい22.0%
しろ16.1%
か14.9%
よ12.3%
かは10.3%
かわ9.4%
かわり2.9%
かはり1.9%
がわ1.9%
ヨ1.7%
がは1.0%
が1.0%
シロ1.0%
でえ0.8%
かえ0.6%
たい0.4%
かへ0.2%
かはつ0.2%
かゆ0.2%
かわっ0.2%
がはり0.2%
けえし0.2%
でい0.2%
ミヨ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで、百姓村でもずいぶんふるい歴史(れきし)をもった村があり、何(なん)十代(だい)つづいたかわからないような百姓家が、方々に残っているわけです。
あたまでっかち (新字新仮名) / 下村千秋(著)
事実は、城内の藩庫(はんこ)も、軍費に追われて枯渇(こかつ)し、家中の侍たちの生活も、信長自身の朝夕の代(しろ)も、切詰めぬいてもまだ窮乏を告げて
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
若者(わかもの)は、近所(きんじょ)で布(ぬの)一反(たん)の代(か)わりに、手綱(たづな)とくつわを買(か)って馬(うま)につけますと、さっそくそれに乗(の)って、またずんずん歩(ある)いて行きました。
一本のわら (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
物騒な代(よ)の富家大家は、家の内に上り下りを多くしたものであるが、それは勝手知らぬ者の潜入闖入(ちんにゅう)を不利ならしむる設けであった。
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それと共(とも)に、人麿(ひとまろ)の歌(うた)だと傳(つた)へられてゐないもので、人(ひと)のために代(かは)つて作(つく)つた、この人(ひと)の歌(うた)も非常(ひじよう)にたくさんあるようにおもひます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
「あはははは、なるほど、まだ前祝(まえいわ)いは少し早いな、では後祝(あといわ)いにいたして、じぶんがご一同に代(かわ)り、まず幸(さい)さきを祝福(しゅくふく)しておく」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれども昔(むかし)から懇意(こんい)な者は断らず泊めて、老人(としより)夫婦が内端(うちわ)に世話をしてくれる、宜(よろ)しくばそれへ、その代(かわり)といいかけて、折を下に置いて
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そして一目見ると直(すぐ)に、少(すこ)しあけツ放(はな)しの點(てん)のある代(かはり)には、こせつかぬ、おツとりとした、古風(こふう)な顔立(かほだて)であることを見て取ツた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
杖(つえ)には長く天秤棒(てんびんぼう)には短いのへ、五合樽(ごんごうだる)の空虚(から)と見えるのを、樹(き)の皮を縄(なわ)代(がわ)りにして縛(くく)しつけて、それを担(かつ)いで
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
其宮廷の祭に於いても、主上が人々の上に臨んで宣布せられる詞章は、元(ハジメ)の代(ヨ)に、一度来臨した尊いまれびとの発言せられた、と信じられて来たものなのである。
否(いや)、今年の春頃から、嚊(かゝあ)代(がは)りに連れて来たんだといふ話で、何でも、はア、芋沢(いもさは)あたりの者だつて言ふ事だす。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
やがて死んだのか宗旨代(が)えをしたのか、その乞食は影を見せなくなって、市民は誰れ憚(はばか)らず思うさまの生活に耽(ふけ)っていたが
クララの出家 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
神招(ヲ)ぎ代(シロ)の幣束なる幣が、神の依り現(タヽ)す場(ニハ)の標(シルシ)となり、次いでは、人或は神自身が、神占有の物と定めた標(シメ)ともなり、又更に、神の象徴とさへ考へられる様になつたのである。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
俺(お)らにこんで爺樣(ぢさま)が代(でえ)の借金(しやくきん)拔(ぬ)けねえで居(え)んだからそれせえなけりや泣(な)かねえでも畢(を)へんだよ、そんだがそれでばかり動(いご)き取(と)れねえな
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
それから四十余年を過ぎた今日(こんにち)では、活動という語(ことば)は既にすたれて他のものに代(かえ)られているらしいが、初めて耳にしたものの方が口馴れて言いやすいから
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
取(とり)も直さず勘八は兄五郎治の代(たい)でござる、何も強(し)いて之(これ)を陪臣と仰せられては誠に夜廻りをいたし、上(かみ)を守ります所の甲斐もない事でございます
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
流して打歡(うちよろこ)び是迄種々(いろ/\)と厚く御世話に預(あづか)りし上只今の其御言葉(ことば)此御恩(おん)は命(いのち)に代(かへ)ても報(はう)じ難(がた)し實は御察(さつし)の通り僅(わづか)の路銀(ろぎん)を遣(つか)ひ盡(つく)し此程は櫛(くし)簪(かんざ)しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
全然平和調美の者となり、知らず知らず一女性の中に円満を画かしむ、情人相対する時は天地に強敵なく、不平も不融和も悉く其席を開きて、真美の天使をして代(かはつ)て坐せしむ。
厭世詩家と女性 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
そのゝち銭に才(かしこき)人かの池のほとりに混屋(ふろや)をつくり、筧(かけひ)を以て水をとるがごとくして地中の火を引き湯槽(ゆぶね)の竈(かまど)に燃(もや)し、又燈火(ともしび)にも代(かゆ)る。池中の水を湯(ゆ)に燂(わか)し価(あたひ)を以て浴(よく)せしむ。
然(しか)らば則(すなわ)ち之(これ)に取(とっ)て代ろうと云う上方(かみがた)の勤王家はドウだと云うに、彼等が代(かわっ)たら却(かえっ)てお釣(つり)の出るような攘夷家だ。コリャ又幕府よりか一層悪い。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
モリエエルが部屋へ退くと、女中代(がはり)の女優カトリヌとアルマンが生んだ十歳になるモリエエルの娘マダウとが入(はひ)つて来る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
「液汁(みづ)出(だ)したばかりにやちつた痛(えて)えとも、その代(けえし)すぐ癒(なほ)つから」勘次(かんじ)はおつぎを凝然(ぢつ)と見(み)てそれからもう鼾(いびき)をかいて居(ゐ)る與吉(よきち)を見(み)た。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
多「それでも炭取ってしめえに代(だい)をよこさねえで、あとで炭取った覚えはねえと云われても、私(わし)は田舎者で仕様がねえ、主人が大事(でいじ)だから代(でい)をよこさねいじゃア困る、マアよこせ」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
又國造本紀ニ「久努ノ(遠江ノ國山名ノ郡久努ノ郷)國造、筑紫ノ香椎ノ朝ノ代(ミヨ)、以二物部ノ連ノ祖伊香色男ノ命ノ孫、印播ノ足尼一定二賜國造ニ一」
倭女王卑弥呼考 (旧字旧仮名) / 白鳥庫吉(著)