“でい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:デイ
語句割合
出入69.4%
出居12.2%
泥8.2%
代2.0%
出2.0%
埿2.0%
大2.0%
泥魚2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫(そ)れを種々(さま/″\)に思(おも)ふて見(み)ると父(とゝ)さんだとて私(わたし)だとて孫(まご)なり子(こ)なりの顏(かほ)の見(み)たいは當然(あたりまへ)なれど、餘(あんま)りうるさく出入(でい)りをしてはと控(ひか)へられて
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
今晩も電燈が点いたので、鶴見は出居(でい)から土間(どま)に降りて、定めの椅子を引き出して腰をおろす。鶴見の席は卓の幅の狭い側面を一人で占めることになっているのである。
悲痛な叫びが一つ聞えたときは、もう雨と火と血と泥(でい)ねいにまみれきった三の丸は、敵人の影に充(み)ちあふれていた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
多「それでも炭取ってしめえに代(だい)をよこさねえで、あとで炭取った覚えはねえと云われても、私(わし)は田舎者で仕様がねえ、主人が大事(でいじ)だから代(でい)をよこさねいじゃア困る、マアよこせ」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
あなたがお出(でい)になるたんびに、絹紐(きぬひも)を一本(ぽん)宛(ずつ)持(も)って来(き)て下(くだ)さい、ね、あたしそれで梯子(はしご)を編(あ)んで、それが出来上(できあが)ったら、下(した)へ降(お)りますから、馬(うま)へ乗(の)せて、連(つ)れてって頂戴(ちょうだい)。
『肥後国誌』十二上益城(かみましき)郡東水越(ひがしみずこし)村の条には「この谷の奥に千束(せんぞく)牟田という大埿(でい)あり」ともある。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
小母(おば)さん、買ってくんねえ、小父的(おじき)買いねえな。千六本に、おなますに、皮剥(かわはぎ)と一所に出来らあ。内が製造元だから安いんだぜ。大小(でいしょう)あらあ。大(でい)が五銭で小が三銭だ。
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そこらの汀に、泥にくるまれた蓑虫(みのむし)のようなものが無数に見えましょう。虫でも藻草(もぐさ)でもありません。泥魚(でい)という魚です。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)