“湯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆ78.2%
ぶう8.5%
ゆう4.2%
とう3.5%
ぶ2.1%
たう1.4%
タン1.4%
ぶー0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母(はヽ)さまとならではお湯(ゆ)にも行(ゆ)かじ、觀音(かんのん)さまのお參(まゐ)りもいやよ、芝居(しばゐ)も花見(はなみ)も母(はヽ)さま御(ご)一處(しよ)ならではと此(この)一トもとのかげに隱(か)くれて
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「いま、かアちゃんと、お湯(ぶう)に入ってます。一時間ほど前に、黄一郎(きいちろう)と三人連れでやって来ました」
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そこで大きなお釜(かま)にいっぱいお湯(ゆ)を沸(わ)かして、金仏(かなぶつ)さまをほうり込(こ)みました。すると間(ま)もなく、お湯(ゆう)がぐらぐらにたぎってきて
和尚さんと小僧 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
夏(か)は桀(けつ)王にいたって無道であったため、殷(いん)の湯(とう)王がこれを伐ち、天命をうけて天子となったが、その時、湯王は天帝に告げていわれた。
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
「いえね、お湯(ぶ)は疾っくにすんだのですけど、丁度おもてを金魚屋が通ったものですからぐずぐずしてしまって。どお、父うさん、奇麗でしょう」
神楽坂 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
痰火(たんくわ)の条(くだり)に薑汁を用ゐることもあり、治二寒痰咳嗽一といふ句もあり、導痰丸(だうたんぐわん)、導痰湯(たう)などの処方もあるので、父が砂糖生薑をしまつてゐたことが
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
林黛玉の梅逢春がやっと一座に加わったのは、もう食卓の鱶(ふか)の鰭(ひれ)の湯(タン)が、荒らされてしまった後だった。彼女は私の想像よりも、余程娼婦の型(タイプ)に近い、まるまると肥った女である。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「さあさあ、お湯(ぶー)がええ加減ですよ」
だるまや百貨店 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)