“まを”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マヲ
語句割合
申79.3%
白4.3%
言4.3%
奏3.3%
告3.3%
請1.1%
啓1.1%
曰1.1%
稱1.1%
答白1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
川口(かはぐち)の、葦(あし)のたくさん生(は)えてゐる、その葦(あし)の先(さき)の葉(は)が、みんなとれてゐる。これは、誰(たれ)が折(を)つたのかと申(まを)しますと、それは、私(わたし)です。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
新室(にひむろ)を踏(ふ)み鎮(しづ)む子(こ)し手玉(ただま)鳴(な)らすも玉(たま)の如(ごと)照(て)りたる君(きみ)を内(うち)へと白(まを)せ 〔巻十一・二三五二〕 柿本人麿歌集
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
臣(やつこ)安萬侶(やすまろ)二言(まを)さく、それ混元既に凝りしかども、氣象いまだ敦(あつ)からざりしとき、名も無く爲(わざ)も無く、誰かその形を知らむ三。
ただただ九〇旧(ふる)き讐(あた)をわすれ給うて、浄土(じやうど)にかへらせ給はんこそ、願(ねが)はまほしき叡慮(みこころ)なれと、はばかることなく奏(まを)しける。
水漂草の譬喩(たとへ)に異ならず、いよ/\心を励まして、遼遠(はるか)なる巌の間(はざま)に独り居て人め思はず物おもはゞやと、数旬(しばらく)北山の庵に行ひすませし後、飄然と身を起し、加茂明神に御暇(おいとま)告(まを)して仁安三年秋の初め
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
ここにその御祖(みおや)の命二哭き患へて、天にまゐ上(のぼ)りて、神産巣日(かむむすび)の命に請(まを)したまふ時に、𧏛貝(きさがひ)比賣と蛤貝(うむがひ)比賣とを遣りて、作り活かさしめたまひき。
かれ後に木(こ)の花(はな)の佐久夜(さくや)毘賣、まゐ出て白さく、「妾(あ)は妊(はら)みて、今産(こう)む時になりぬ。こは天つ神の御子、私(ひそか)に産みまつるべきにあらず。かれ請(まを)す」
時に、多至波奈大郎女(たちばなのおほいらつめ)、悲哀嘆息し、畏(かしこ)みて、天皇の前に白(まを)して曰(いは)く、之(これ)を啓(まを)さむは恐(かしこ)しと雖(いへど)も、懐(おも)ふ心止(や)み難し。我が大王(おほきみ)が母王と期(ご)するが如(ごと)く従遊したまひ、痛酷(いたま)しきこと比(ひ)無(な)し。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
然はあれどもおのが志を顕はし曰(まを)さむとしてこそ参出づれともをしき。
枕物狂 (新字旧仮名) / 川田順(著)
儛(まひ)を列ねて賊(あた)を攘(はら)ひ、歌を聞きて仇を伏しき。すなはち夢に覺(さと)りて神祇を敬(ゐやま)ひたまひき、所以(このゆゑ)に賢后と稱(まを)す一〇。烟を望みて黎元を撫でたまひき、今に聖帝と傳ふ一一。
また或時、天皇(すめらみこと)遊行しつつ美和河に到りませる時に河の辺に衣洗ふ童女あり、其容姿甚だ麗(よ)かりき。天皇その童女に、汝は誰が子ぞと問はしければ、おのが名は引田部の赤猪子(あかゐこ)とまをすと答白(まを)しき。
枕物狂 (新字旧仮名) / 川田順(著)