『点頭録(てんとうろく)』
また正月が来た。振り返ると過去が丸で夢のやうに見える。何時の間に斯う年齢を取つたものか不思議な位である。 此感じをもう少し強めると、過去は夢としてさへ存在しなくなる。全くの無になつてしまふ。実際近頃の私は時々たゞの無として自分の過去を観ずる …
作品に特徴的な語句
彼(ひ) 傷(あや) 有(う) 優(いう) 定(てい) 輝(かゞやき) 何(いづ) 下(しも) 心組(こゝろくみ) 引合(ひきあひ) 遣(づか) 真向(まつかう) 間(あひだ) 私(ひそ) 侘(た) 父(ちゝ) 免(まぬ) 来(く) 左様(さやう) 冀(こひねが) 終(つひ) 拘(かゝ) 観(くわん) 独居(どくきよ) 危(あや) 却(かへつ) 新(あた) 真(しん) 我(が) 丈(だけ) 恣(ほしいま) 顰(ひそみ) 志(こゝろざ) 所(どころ) 所為(せゐ) 後(うしろ) 他(ひと) 過(すぎ) 何方(どつち) 積(つもり) 已(やむ) 差違(さゐ) 軍(いく) 差支(さしつかへ) 精(くは) 起(おこ) 賭(かけ) 左様(さう) 分(ぶん) 専(もつぱ) 羸弱(るゐじやく) 界(かい) 衡(こう) 脅(おびや) 腥(なま) 理(り) 厭(いと) 慥(たしか) 悪(にく) 或(あ) 発心(ほつしん) 心(しん) 硝薬(せうやく) 得(う) 所謂(いはゆる) 私(わたくし) 略(ほゞ) 畢竟(ひつきやう) 手際(てぎは) 年歯(とし) 窺(うかゞ) 巴里(パリー) 就(つい) 拘(かか) 尤(もつと) 美醜(びしう) 拭(ぬぐ) 如何(いかん) 老翁(らうをう) 生(い) 斯(こ) 易(か) 堪(た) 正鵠(せいこう) 蹂躪(じうりん) 先刻(さつき) 獰猛(だうまう) 傷(きずつ) 返(かへ) 標榜(へうばう) 這入(はひ) 遂行(すゐかう) 欧洲(おうしう) 遣付(やつつ) 位(くらい) 遥(はるか) 並(なみ) 且(かつ) 鷲攫(わしづかみ) 飽満(はうまん)