“ぜ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
是91.5%
世2.8%
競2.8%
征1.4%
裂1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……とはいえ客人は小さいと仰せられ、それがしは大きいという。いずれが是(ぜ)やら、いずれが非やら、篤(とく)と、見ていただきとう存ずる
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
假初(かりそめ)ならぬ三世(ぜ)の縁(えん)おなじ乳房(ちぶさ)の寄(よ)りし身(み)なり山川(さんせん)遠(とほ)く隔(へだ)たりし故郷(こきやう)に在(あ)りし其(そ)の日(ひ)さへ東(ひがし)の方(かた)に足(あし)な向(む)けそ受(う)けし御恩(ごおん)は斯々此々(かく/\しか/″\)母(はゝ)の世(よ)にては送(おく)りもあえぬに和女(そなた)わすれてなるまいぞと寐(ね)もの語(がたり)に云(い)ひ聞(き)かされ幼(をさ)な心(ごゝろ)の最初(そも/\)より胸(むね)に刻(きざ)みしお主(しゆう)の事(こと)ましてや續(つゞ)く不仕合(ふしあはせ)に寄(よ)る方(かた)もなき浮草(うきくさ)の我(わ)れ孤子(みなしご)の流浪(るらう)の身(み)の力(ちから)と頼(たの)むは
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
これが、刀と刀との場合ならば、つば競(ぜ)りというのであろうが、一方は刀でも、一方は杖である。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
引率し、表門から向かうことにする。一世一代の赤格子征(ぜ)めだ、命限り働くがいい
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
森田屋一味の赤格子征(ぜ)め
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「口(くち)利(き)かねえ、そんだら口(くち)兩方(りやうはう)へふん裂(ぜ)えてやれ、さあ利(き)くか利(き)かねえかと斯(か)うだ」小柄(こがら)な爺(ぢい)さんは自分(じぶん)の口(くち)を兩手(りやうて)の指(ゆび)でぐつと擴(ひろ)げていつた、圍爐裏(ゐろり)の邊(あたり)は暫(しばら)く騷(さわ)ぎが止(や)まなかつた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)