“兩方”のいろいろな読み方と例文
新字:両方
読み方割合
りやうはう77.8%
りようほう8.3%
りやうほう5.6%
りゃうはう2.8%
ふたかた2.8%
りょうはう2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ついて話(はな)しがある。(猿(さる)どのの夜寒(よさむ)訪(と)ひゆく兎(うさぎ)かな)で、水上(みなかみ)さんも、私(わたし)も、場所(ばしよ)はちがふが、兩方(りやうはう)とも交代夜番(かうたいよばん)のせこに出(で)てゐる。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
前(まへ)に内外(ないがい)の火山(かざん)を巡見(じゆんけん)した場合(ばあひ)の記事(きじ)を掲(かゝ)げて置(お)いたが、諸君(しよくん)若(も)し兩方(りようほう)を比較(ひかく)せられたならば、國内(こくない)の火山作用(かざんさよう)は概(がい)して穩(おだや)かであつて
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
薄い頭髪、然うとは見えぬやうにきように櫛卷(くしまき)にして、兩方(りやうほう)の顳顬(こめかみ)に即効紙(そくかうし)を張ツてゐた。白粉燒(おしろいやけ)で何方(どつち)かといふと色は淺黒(あさぐろ)い方だが、鼻でも口でも尋常(じんじやう)にきりツと締ツてゐる。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
……畜生(ちくしゃう)、兩方(りゃうはう)の奴等(やつら)め!……うぬ! 犬(いぬ)、鼠(ねずみ)、鼷鼠(はつかねずみ)、猫股(ねこまた)、人間(にんげん)を引掻(ひっか)いて殺(ころ)しをる! 一二三(ひふうみい)で劍(けん)を使(つか)ふ駄法螺吹家(だぼらふき)め! 破落戸(ごろつき)
かけて見(み)つ又(また)ときつ思案(しあん)にもつるゝ撚糸(よりいと)の八重(やへ)が歎(なげ)きは又(また)異(こと)なり茂(しげ)る若葉(わかば)の妨(さまた)げと仰(おほ)せられしは我(わ)が事(こと)ならずや闇(くら)き迷(まよ)ひと歎(たん)じ給(たま)へど夫(そ)れ悟(さと)りたればこその御取持(おとりも)ちなれ思(おも)ひ合(あ)ふ中(なか)のお兩方(ふたかた)に我(わ)が生涯(しやうがい)の望(のぞ)みも頼(たの)みも御讓(おゆづ)り申して思(おも)ひ置(お)くこと些少(いさゝか)なきを
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
マーキュ おい、ベンヺーリオー、何處(どこ)ぞ家(うち)の中(なか)へ伴(つ)れて行(い)ってくれ、速(はや)うせぬと氣絶(きぜつ)しさうぢゃ。畜生(ちくしゃう)、兩方(りょうはう)の奴等(やつら)! とう/\俺(おれ)を蛆蟲(うじむし)の餌食(ゑじき)にしてしまひをった。參(まゐ)った、しっかり參(まゐ)った。