“兩手”のいろいろな読み方と例文
新字:両手
読み方割合
りやうて82.5%
りようて10.0%
もろて7.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兩手(りやうて)をわなわなふるはせて、肩で息(いき)を切りながら、眼を、眼球(がんきう)が眶(まぶた)の外へ出さうになる程、見開いて、唖のやうに執拗(しうね)く默つてゐる。
羅生門 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
先刻(せんこく)瀧(たき)のやうに降注(ふりそゝ)いだ雨水(あめみづ)は、艇底(ていてい)に一面(いちめん)に溜(たま)つて居(を)る、隨分(ずいぶん)生温(なまぬる)い、厭(いや)な味(あぢ)だが、其樣事(そんなこと)は云つて居(を)られぬ。兩手(りようて)に掬(すく)つて、牛(うし)のやうに飮(の)んだ。
われは血の胸に迫るを覺えて、兩手(もろて)は力なく膝の上に垂れたり。泣かば心鎭まるべけれども涙出でず、祈らば力着くべけれども語(ことば)出でず。