“譯(やく)” の例文
新字:訳
不知庵主人(フチアンシユジン)の譯(やく)に成(な)りし罪(つみ)と罰(ばつ)に對(たい)する批評(ひゝやう)仲々(なか/\)に盛(さかん)なりとは聞(きゝ)けるが、病氣(びやうき)其他(そのた)の事(こと)ありて余(よ)が今日(こんにち)までに見(み)たるは僅(わづか)に四五種(しごしゆ)のみ
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
これはキネマトグラフの譯(やく)であらうが、何(なん)といふ惡譯(あくやく)であらう。支那(しな)はさすがに文字(もじ)の國(くに)で、これを影戯と譯(やく)してゐるが、實(じつ)に輕妙(けいめう)である。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
(此(この)あたりも、一問(もん)、一答(たふ)こと/″\く口合式(パンニングしき)の警句(けいく)にして、到底(たうてい)、原語通(げんごどほ)りには譯(やく)しがたきゆゑ、義譯(ぎやく)とす。)
此書(これ)は有名(いうめい)なレウィス、キァロルと云(い)ふ人(ひと)の筆(ふで)に成(な)つた『アリス、アドヴェンチュアス、イン、ワンダーランド』を譯(やく)したものです。邪氣(あどけ)なき一少女(せうぢよ)の夢物語(ゆめものがたり)、滑稽(こつけい)の中(うち)自(おのづか)ら教訓(けうくん)あり。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
外國語(ぐわいこくご)を譯(やく)して日本語(にほんご)とするのは勿論(もちろん)結構(けつこう)であるが、その譯(やく)が適當(てきたう)でなかつたり、拙劣(せつれつ)であつたり不都合(ふつがふ)なものが隨分(ずゐぶん)多(おほ)い、新(あら)たに日本語(にほんご)を作(つく)るのであるから
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
乳母(うば)とピーターとの來(きた)るを見附(みつ)けての評語(ひゃうご)とも、マーキューシオーとベンヺーリオーの猥雜(わいざつ)な問答(もんだふ)を反語的(はんごてき)に評(ひゃう)したるものと解(かい)せらる。こゝには後者(こうしゃ)を正(たゞ)しと見(み)て、其義(そのぎ)に譯(やく)しておきたり。