『銀鼎(ぎんかなえ)』
汽車は寂しかつた。 わが友なる——園が、自から私に話した——其のお話をするのに、念のため時間表を繰つて見ると、奥州白河に着いたのは夜の十二時二十四分で—— 上野を立つたのが六時半である。 五月の上旬……とは言ふが、まだ梅雨には入らない。けれ …
作品に特徴的な語句
侍(ざむらひ) 暖(あゝたか) 直(ひた) 上下(あとさき) 垂(したゝ) 空腹(ひもじい) 唯(ト) 病(なや) 驚(きやう) 頬被(ほうかむり) 暗(くらがり) 浸(しみ) 自(みづ) 発(ぱつ) 燈(あかし) 美(うつくし) 方(ぱう) 行(ぎやう) 扉(どあ) 訪(おとづ) 寂(さびし) 大(おほき) 縷(かゞ) 機会(をり) 最(もう) 葬(とむらひ) 御酒(おんさけ) 分(ふん) 静(しづま) 矢張(やつぱ) 上(うへ) 空(す) 甘味(おいし) 伏(ふさ) 顔(がほ) 附着(くつゝ) 真個(まつたく) 皺(しな) 上(あ) 突立(つきた) 牛乳(ぎうにう) 燈(ともし) 柔(やはら) 鬼(をに) 惘然(まうぜん) 跫音(きようおん) 密(そ) 容器(うつは) 唆(そゝの) 開(はだ) 劃(しきり) 前(まへ) 切(きり) 分(ぷん) 龍頭(たつがしら) 笈摺(おひずり) 爺(ぢい) 燐寸(まつち) 納(をさ) 灯(とも) 群集(ぐんしふ) 注(そゝ) 毎(たび) 死去(しきよ) 此方(こつち) 苦笑(くせう) 来(く) 朱(しゆ) 暗中(やみ) 明(あかる) 方(はう) 手摺(てずれ) 覆(おほ) 態(さま) 悄(しを) 急(きふ) 思(おもひ) 踞(つくば) 巌(いはほ) 尺(じやく) 少(すく) 小留(をやみ) 轅棒(かぢ) 小(ちひ) 家(いへ) 通(とほ) 嬢(ぢやう) 女気(をんなげ) 地(ぢ) 回(くわい) 間(あひだ) 吃(きつ) 可(か) 反返(ぞりがへ) 切(きれ) 静(しづ) 冷(つめた) 髪(け) 乗組(のりこ) 顔(かほ)