“青々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あおあお67.7%
あを/\14.6%
せいせい12.5%
あほ/\2.1%
あをあを2.1%
せい/\1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すがすがしい天気(てんき)で、青々(あおあお)と大空(おおぞら)は晴(は)れていましたが、その奥底(おくそこ)に、光(ひか)った冷(つめ)たい目(め)がじっと地上(ちじょう)をのぞいているような日(ひ)でした。
冬のちょう (新字新仮名) / 小川未明(著)
山(やま)がたといひ出(だ)して、土地(とち)の樣子(ようす)からその性質(せいしつ)を述(の)べて、そこに青々(あを/\)と芽(め)を出(だ)した野菜(やさい)の色(いろ)を、印象深(いんしようぶか)くつかんで、示(しめ)してゐます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
翻長太息(はんちやうたいそく)に堪へずして曰(いはく)、台州(たいしう)有人(ひとあり)と。古人が詩に心を用ふる、惨憺経営の跡想ふべし。青々(せいせい)が句集妻木(つまぎ)の中に、「初夢や赤(あけ)なる紐(ひも)の結ぼほる」
また彼方(かなた)では、一團(いちだん)の水兵(すいへい)がワイ/\と騷(さわ)いで居(を)るので、何事(なにごと)ぞと眺(なが)めると、其處(そこ)は小高(こだか)い丘(をか)の麓(ふもと)で、椰子(やし)や橄欖(かんらん)の葉(は)が青々(あほ/\)と茂(しげ)り、四邊(あたり)の風景(けしき)も一際(ひときわ)美(うる)はしいので、今夜(こんや)は此處(こゝ)に陣屋(ぢんや)を構(かま)へて
その別な平原にまさに這入らうとした口(くち)で突然と山が切れ、海が右にひろがつて、にこやかに、氣輕に、春のひかりのもとに眩ゆいばかり青々(あをあを)と、荷馬車の上の一行に現はれたのである。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
要(えう)するに勤勉(きんべん)な彼等(かれら)は成熟(せいじゆく)の以前(いぜん)に於(おい)て既(すで)に青々(せい/\)たる作物(さくもつ)の活力(くわつりよく)を殺(そ)いで食(く)つて居(ゐ)るのである。收穫(しうくわく)の季節(きせつ)が全(まつた)く終(をは)りを告(つ)げると彼等(かれら)は草木(さうもく)の凋落(てうらく)と共(とも)に萎靡(ゐび)して畢(しま)はねばならぬ。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)