“於”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おい61.9%
お34.2%
おけ1.5%
オイ1.0%
オ0.5%
あ0.2%
おいて0.2%
を0.2%
ココニ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
固(もと)より纏(まとま)った話の筋を読ませる普通の小説ではないから、どこで切って一冊としても興味の上に於(おい)て左(さ)したる影響のあろう筈(はず)がない。
土地(とち)にて、いなだは生魚(なまうを)にあらず、鰤(ぶり)を開(ひら)きたる乾(ひ)ものなり。夏中(なつぢう)の好(いゝ)下物(さかな)、盆(ぼん)の贈答(ぞうたふ)に用(もち)ふる事(こと)、東京(とうきやう)に於(お)けるお歳暮(せいぼ)の鮭(さけ)の如(ごと)し。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
試(こゝろ)みに世界(せかい)に於(おい)て名(な)ある活火山(かつかざん)を擧(あ)げてみるならば、南米(なんべい)エクワドル國(こく)に於(おけ)るコトパクシ(高(たか)さ五千九百四十三米(ごせんくひやくしじゆうさんめーとる))は、圓錐形(えんすいけい)の偉大(いだい)な山(やま)であるが、噴火(ふんか)の勢力(せいりよく)も亦(また)偉大(いだい)で
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
今般左ノ者等(ラ)発起人ト相成、海運橋兜町(カブトチョウ)ニ於(オイ)テ、第一国立銀行ヲ創立シ、博(ヒロ)ク事ヲ行ワントス。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「牛肉(ギウニク)ノ人(ヒト)ニ於(オ)ケルヤ開化之薬舗(カイクワノヤクホ)ニシテ而(シカ)シテ文明(ブンメイ)ノ良剤(リヤウザイ)也(ナリ)」と言ひ、京橋に建てられた煉瓦石(れんぐわせき)の家を見ては
虫干 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
その一方、筆頭与力の蓑賀殿はその役所に於(あ)って一人の客と対談していた。まぎれもない、かの大阪のさる富商の手代である。
大倭朝(やまとちょう)天平宝字(てんぴょうほうじ)三年(ねん)癸亥(きがい)五月(がつ)於(おいて)二西海(さいかい)火国(ひのくに)末羅潟(まつらがた)法麻殺几駅(はまさきえきに)一
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
御返書いまだ達し不レ申、然に彼寺田屋のよくめの金於(を)私でふつごふに候間、元と金百両が出来ねば先日さし出候書の如く、去年よりの利金十八両だけなりとも、此使へ御渡し奉レ願候。
蘇東坡の潮州韓文公廟碑の終に於(ココニ)餐三茘丹与二蕉黄一としてあるが、この茘丹と云ふのが即ち茘枝の果である。恐らく之は極めて珍らしいものなのであらう。放翁は次のやうな事も書き残してゐる。