『麦搗(むぎつき)』
傳へ聞く、唐土長安の都に、蒋生と云ふは、其の土地官員の好い處。何某の男で、ぐつと色身に澄した男。今時本朝には斯樣のもあるまいが、淺葱の襟に緋縮緬。拙が、と拔衣紋に成つて、オホン、と膝をついと撫でて、反る。 風流自喜偶歩、と云ふので、一六が釜 …
作品に特徴的な語句
撲(くらは) 少女(こをんな) 徒(てあひ) 婦(たぼ) 生(せい) 言(いひ) 汝(きさま) 爺(おやぢ) 搖(ゆすぶ) 上(うへ) 蝟(はりせんぼん) 水(すゐ) 追放(おつぱな) 笑(ゑみ) 上(あ) 男(だん) 代(かは) 前(まへ) 拙(せつ) 美(び) 小(ちひ) 奴(やつこ) 大(おほ) 炭火(たんくわ) 地(ぢ) 土龍(むぐらもち) 引合(ひきあ) 引返(ひつかへ) 通(とほ) 可厭(いと) 怠惰(なま) 紅(くれなゐ) 情(じやう) 納(をさ) 方(はう) 斯樣(こんな) 候(さふらふ) 抱(かゝ) 故(わざ) 一個(いつこ) 小遣(こづかひ) 許(ゆる) 居(ゐ) 己(おのれ) 喝采(やんや) 引込(ひつこ) 蘇生(よみがへ) 張(はり) 這奴(しやつ) 莞爾(につこり) 茫然(ばうぜん) 思遣(おもひや) 恍惚(うつとり) 色身(いろみ) 雀躍(こをどり) 背負(しよ) 背(せな) 其(それ) 擦(さす) 熟(じつ) 煽(あふ) 係(かゝ) 上下(うへした) 來(こ) 響(ひゞ) 果(は) 植込(うゑこみ) 注射(さゝ) 掛(かゝ) 今日(けふ) 此(これ) 殺(そ) 此(こ) 姓(せい) 屹(きつ) 小刀(こがたな) 小女(こをんな) 甥(をひ) 然(さ) 尤(もつと) 袖口(そでくち) 申(まを) 申上(まをしあ) 炎(ほのほ) 崩(くづ) 工合(ぐあひ) 澄(すま) 男(をとこ) 町盡(まちはづ) 己(おれ) 幽(かすか) 廁(かはや) 引(ひき) 汚(よご) 相場(さうば) 相違(さうゐ) 憚(はゞか) 愼(つゝし) 惣領(そうりやう) 新宿(しんじゆく)