“項”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うなじ87.8%
こう4.8%
うな2.0%
くび1.4%
ごろ1.4%
えり0.7%
かう0.7%
ぼん0.7%
ターム0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お靜が丹精した新しい袷(あはせ)、十手を懷ろに忍ばせて、おろし立ての麻裏の草履(ぞうり)をトンと踏みしめると項(うなじ)から、切火の鎌の音が冴えます。
右(みぎ)の中(うち)、説明(せつめい)を略(りやく)してもよいものがある。然(しか)しながら、一應(いさおう)はざつとした註釋(ちゆうしやく)を加(く)はへることにする。以下(いか)項(こう)を追(お)うて進(すゝ)んで行(ゆ)く。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
大輪の向日葵(ひまわり)の、萎(しお)れきって項(うな)だれた花畑尻(はなばじり)の垣根ぎわに、ひらひらする黒い蝶(ちょう)の影などが見えて、四下(あたり)は汚点(しみ)のあるような日光が、強く漲(みなぎ)っていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
庚娘は酒の器をさげて燭(ひ)を消し、手洗にかこつけて室を出ていって、刀を持って暗い中へ入り、手さぐりに王の項(くび)をさぐった。王はその臂(うで)をつかんで昵声(なれごえ)をした。庚娘は力まかせに切りつけた。
庚娘 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
これ著者(ちよしや)がこの項(ごろ)の本文(ほんもん)に於(おい)て、『但(たゞ)し火(ひ)の元(もと)用心(ようじん)を忘(わす)れざること』と附(つ)け加(くは)へた所以(ゆえん)である。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
項(えり)には銀の輪を掛け、手には鋼鉄の叉棒(さすぼう)を握って一疋(ぴき)の土竜(もぐら)に向って力任せに突き刺すと、土竜は身をひねって彼の跨(また)ぐらを潜(くぐ)って逃げ出す。
故郷 (新字新仮名) / 魯迅(著)
羽織、半纏、或は前垂(まへだれ)、被布(ひふ)なんどいふものの此外になほ多けれどいづれも本式のものにあらず、別に項(かう)を分ちて以て礼服とともに詳記(しやうき)すべし。
当世女装一斑 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
たかるだけで刺(さ)しもせず喰ひつきもしない奴(やつ)はいゝけれど、尺とりだけには用心せねばならない、足の蹠(かゝと)から項(ぼん)の凹(くぼ)まで計られると三日の中に死(し)なねばならないからなと
筑波ねのほとり (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
月の引力は弱いので、補正の項(ターム)に効くだけである。
宇宙旅行の科学 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)