“但”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ただ51.3%
たゞ21.7%
ただし18.7%
た4.3%
たゞし2.2%
と1.3%
タダ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
舞台顔は数回、但(ただ)しいつもだいぶ遠方の二等席からではあるが、見たことがあり、演芸の雑誌などでしばしば写真を見たことがある。
初冬の日記から (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
一、 最初(さいしよ)の一瞬間(いつしゆんかん)に於(おい)て非常(ひじよう)の地震(ぢしん)なるか否(いな)かを判斷(はんだん)し、機宜(きゞ)に適(てき)する目論見(もくろみ)を立(た)てること、但(たゞ)しこれには多少(たしよう)の地震知識(ぢしんちしき)を要(よう)す。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
されどこの歌を以て直(ただち)に「歌にあらず」(厳格なる意味の)とはなさず。但(ただし)この歌が幾分か歌ならざる方に近づきをるは論を竢(ま)たず。
人々に答ふ (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
但(た)だ、予は従来の一切の経験を以て、わが不動の信念の礎(いしずゑ)とせんには、尚ほしかすがに一点の虧隙(きげき)あるを感ぜざるを得ざりし也。
予が見神の実験 (新字旧仮名) / 綱島梁川(著)
第二 毎日(まいにち)の食餌(しよくじ)は三度(さんど)を限(かぎ)り、分量(ぶんりやう)を定(さだ)む可(べ)し。夜中(やちゆう)に飮食(いんしよく)せざるを最(もつと)もよしとす。但(たゞし)食後(しよくご)は少時間(しばらく)休息(きうそく)し運動(うんどう)を始(はじ)むべき事(こと)。
養生心得草 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
散らばって居る本箱の間を潜り、先ず壁の際に在るのから順に調べる積りで、但(と)ある本箱の横手へ蹐(しゃがん)だが、此の時壁の中からでも剣が突き出た様に
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
彼ノ欲スルママニ如何ナル物品生物ニモ変ゼシメ得(ウ)ル力ヲ与エ給エリ、但(タダ)シソレニハ一ツノ条件ガアッテ毎朝午前六時ニハ必ズ起キ出デテ呪文ヲ三度唱ウルコト之(コレ)ナリ。
軍用鼠 (新字新仮名) / 海野十三(著)