“貰(も)” の例文
高さこそは私の丈(せい)より少し低い位でしたが、三人坐(すわ)つて遊ぶにはもつてこいといふ加減で、下にぢいやに頼んで枯草(かれくさ)を敷いて貰(も)らひ
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
「酒(さけ)そつちの方(はう)へたんと掛(か)けねえで貰(も)れえてえな」兼(かね)博勞(ばくらう)はけろりとした容子(ようす)をして戯談(じやうだん)をいつた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
長「だがね、何うも……だからよ、貰って置くから宜(い)いじゃアねえか……誠にどうも旦那ア、極りが悪(わる)いけれど、私(わっち)も貧乏世帯(じょてえ)を張ってやすから此の金はお貰(も)れえ申しやしょう」
文七元結 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
而(さう)して其(そ)れから家(うち)の暖(あたゝか)い閑靜(かんせい)な書齋(しよさい)に歸(かへ)つて……名醫(めいゝ)に恃(かゝ)つて頭痛(づつう)の療治(れうぢ)でも爲(し)て貰(も)らつたら、久(ひさ)しい間(あひだ)私(わたくし)はもうこの人間(にんげん)らしい生活(せいくわつ)を爲(し)ないが、其(それ)にしても此處(こゝ)は實(じつ)に不好(いや)な所(ところ)だ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「俺達が好いなら、かまわないだろう、そこへ入れて貰(も)らおうか」
警察署長 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
田舎へ 貰(も)られて ゆきました
十五夜お月さん (旧字旧仮名) / 野口雨情(著)
一(いイち)のお宮(みや)で灯(ひ)を貰(も)ろて
とんぼの眼玉 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
行かぬといへば何となく済まぬ様なりて、少しく躊躇(ためら)つて居ると、母も出て参り升たから、母に頼んで諦めて貰(も)らはうと思ひつき升た。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
そうしてそれから家(うち)の暖(あたたか)い閑静(かんせい)な書斎(しょさい)に帰(かえ)って……名医(めいい)に恃(かか)って頭痛(ずつう)の療治(りょうじ)でもして貰(も)らったら、久(ひさ)しい間(あいだ)私(わたくし)はもうこの人間(にんげん)らしい生活(せいかつ)をしないが、それにしてもここは実(じつ)にいやな所(ところ)だ。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「ツアヽ」おら何でもえゝからおれがいふことを聽いて貰(も)れてえんだ。
芋掘り (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
こぼれ水貰(も)ろた
未刊童謡 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
格別の益(やく)にはたゝんといふのだよ、着るものや、食(たべ)るものや、雨露を凌(しの)ぐ家はみんな両親に供(そな)へて貰(も)らふのだから、外に大した入用(いりよう)はないではないか?
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
いつ貰(も)ろた
未刊童謡 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)