“覓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もと50.8%
みつ23.0%
ま6.6%
と4.9%
モト4.9%
ト4.9%
あさ1.6%
もとめ1.6%
マ1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すべて獲(う)べからず、譬(たと)えば沙を圧して油を覓(もと)め、水を鑽(き)って酥を求むるがごとく、既に得べからずいたずらに自ら労苦すとある。
何事か頭に閃(ひら)めいて来たらしい。その眸子(ひとみ)は昵(じっ)と、眼下に突出している岬のあたりを覓(みつ)め、右手の指は鉄の柵を急(せわ)しく叩きだした。
廃灯台の怪鳥 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
ここに八十神覓(ま)ぎ追ひ臻(いた)りて、矢刺して乞ふ時に、木の俣(また)より漏(く)き逃れて去(い)にき。
併しながら四十九重(しじふくぢう)の宝宮の内院(ないゐん)に現れた尊者の相好(さうがう)は、あの夕、近々と目に見た俤びとの姿を、心に覓(と)めて描き現したばかりであつた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
中臣・藤原の遠つ祖(オヤ)あめの押雲根命(オシクモネ)。遠い昔の日のみ子さまのお喰(メ)しの、飯(イヒ)と、み酒(キ)を作る御料の水を、大和國中(クニナカ)殘る隈なく搜し覓(モト)めました。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
しかも、其四十九重(シジフクヂウ)の寶宮の内院(ナイヰン)に現れた尊者の相好(サウガウ)は、あの夕、近々と目に見た俤びとの姿を、心に覓(ト)めて描き顯したばかりであつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)
しかるに生まれて最(いと)幼き児が三疋より多く母に伴(つ)れられ居るを見ず、自分で餌を覓(あさ)るほど長じた児が二疋より多く母に偕(ともな)われ居るを見なんだ。
それにもかかわらず、かつて一般に行うたらしい痕跡は、妻覓(ツマヽ)ぎに該当する「とじ・かめゆん」(妻捜す)「とじ・とめゆん」(妻覓(もとめ)る)などいう語で、結婚する意を示すことである。
最古日本の女性生活の根柢 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
殿祭(トノホカヒ)・室寿(ムロホギ)のうたは、家讃め・人讃め・覉旅・宴遊のうたを分化し、鎮魂の側からは、国讃め、妻覓(マ)ぎ・嬬(つま)偲び・賀寿・挽歌・祈願・起請などに展開した。