“至”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いた59.9%
いたり19.8%
いたっ9.3%
いたる5.6%
いたつ2.5%
より1.2%
いたれ0.6%
いたりに0.6%
し0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とその家庭(かてい)の苦痛(くつう)を白状(はくじやう)し、遂(つい)にこの書(しよ)の主人公(しゆじんこう)、後(のち)に殺人(さつじん)の罪人(ざいにん)なるカ……イ……を伴(ともな)ひて其(その)僑居(けうきよ)に歸(かへ)るに至(いた)る一節(いつせつ)極(きは)めて面白(おもしろ)し。
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
汽車に乗るんだなと思いながら、いくら金を払うものか、また金を払う必要があるものか、とんと思い至らなかったのは愚(ぐ)の至(いたり)である。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
其不在中は全く独立自営を主とし、官馬を返納して一家計を細く立て、其及ぶ限を取らんと决したるも、ココに至(いたっ)ては官馬は斃るるも
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
抑(そもそ)も恋愛は凡ての愛情の初めなり、親子の愛より朋友の愛に至(いたる)まで、凡(およ)そ愛情の名を荷ふべき者にして恋愛の根基より起らざるものはなし
「歌念仏」を読みて (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
人伝(ひとづ)てにては何分にも靴を隔てて痒(かゆき)を掻くの憾(うらみ)に堪へぬからです、今日(こんにち)に至(いたつ)ては、強(しひ)て貴嬢の御承諾を得たいと云ふのが私の希望では御座いませぬ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
天主僧ガーピョンの一六八八至(より)一六九八年間康煕帝の勅を奉じ西韃靼(だったん)を
我国の雪意(ゆきもよひ)は暖国(だんこく)に均(ひと)しからず。およそ九月の半(なかば)より霜を置(おき)て寒気次第(しだい)に烈(はげし)く、九月の末に至(いたれ)ば殺風(さつふう)肌(はだへ)を侵入(をかし)て冬枯(ふゆがれ)の諸木(しよぼく)葉(は)を落(おと)し、天色(てんしよく)霎(せふ/\)として日の光(ひかり)を看(み)ざる事連日(れんじつ)是雪の意(もよほし)也。
一寸(ちょっ)と文呈上候。秋暑之処御安全慶賀之至(いたりに)候。扨(さて)先般は御来車被下(くだされ)、且(かつ)御土産に預り候所、足痛にて御目にかゝり不申(もうさず)、失礼致候。其後御書面にも預(あずかり)候所、平臥(へいが)中故(ゆえ)御無音申候。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
それが大概(がい)一局(きよく)に一時間乃至(し)一時間半、一二度は三時間餘にも及んだことがあるのだが