“畫板”のいろいろな読み方と例文
新字:画板
読み方割合
ぐわばん50.0%
ゑばん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼(かれ)は熱心(ねつしん)に書(か)いて居(ゐ)る草(くさ)の上(うへ)に腰(こし)から上(うへ)が出(で)て、其(その)立(た)てた膝(ひざ)に畫板(ぐわばん)が寄掛(よりか)けてある、そして川柳(かはやぎ)の影(かげ)が後(うしろ)から彼(かれ)の全身(ぜんしん)を被(おほ)ひ
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
それでも感心(かんしん)なことには、畫板(ぐわばん)に向(むか)うと最早(もはや)志村(しむら)もいま/\しい奴(やつ)など思(おも)ふ心(こゝろ)は消(き)えて書(か)く方(はう)に全(まつた)く心(こゝろ)を奪(と)られてしまつた。
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
時(とき)は夏(なつ)の最中(もなか)自分(じぶん)はたゞ畫板(ゑばん)を提(ひつさ)げたといふばかり、何(なに)を書(か)いて見(み)る氣(き)にもならん、獨(ひと)りぶら/\と野末(のずゑ)に出(で)た。曾(かつ)て志村(しむら)と共(とも)に能(よ)く寫生(しやせい)に出(で)た野末(のずゑ)に。
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
彼(かれ)は頭(かしら)を上(あ)げては水車(みづぐるま)を見(み)、又(また)畫板(ゑばん)に向(むか)ふ、そして折(を)り/\左(さ)も愉快(ゆくわい)らしい微笑(びせう)を頬(ほゝ)に浮(うか)べて居(ゐ)た彼(かれ)が微笑(びせう)する毎(ごと)に、自分(じぶん)も我知(われし)らず微笑(びせう)せざるを得(え)なかつた。
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)