“増俸”の読み方と例文
読み方割合
ぞうほう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
月(つき)が變(かは)つてから寒(さむ)さが大分(だいぶ)緩(ゆる)んだ。官吏(くわんり)の増俸(ぞうほう)問題(もんだい)につれて必然(ひつぜん)起(おこ)るべく、多數(たすう)の噂(うはさ)に上(のぼ)つた局員(きよくゐん)課員(くわゐん)の淘汰(たうた)も、月末(げつまつ)迄(まで)に略(ほゞ)片付(かたづ)いた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「でも新聞(しんぶん)で見(み)ると、來年(らいねん)から一般(いつぱん)に官吏(くわんり)の増俸(ぞうほう)があると云(い)ふ話(はなし)ぢやありませんか」
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
御米(およね)が床(とこ)へ這入(はい)つてから、約(やく)二十分(ぷん)許(ばかり)の間(あひだ)、宗助(そうすけ)は耳(みゝ)の傍(はた)に鐵瓶(てつびん)の音(おと)を聞(き)きながら、靜(しづか)な夜(よる)を丸心(まるじん)の洋燈(らんぷ)に照(て)らしてゐた。彼(かれ)は來年度(らいねんど)に一般官吏(いつぱんくわんり)に増俸(ぞうほう)の沙汰(さた)があるといふ評判(ひやうばん)を思(おも)ひ浮(うか)べた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)