『浮浪学生の話(ふろうがくしょうのはなし)』
抑われは寄辺ない浮浪学生、御主の御名によりて、森に大路に、日々の糧を乞ひ歩く難渋の学徒である。おのれ今、忝くも尊い光景を観、幼児の言葉を聞いた。われは己が生涯のあまり清くない事を心得てゐる、路の傍の菩提樹下に誘惑に負けた事も知つてゐる。偶わ …
作品に特徴的な語句
訪(ともら) 終(はて) 煌々(ぴかぴか) 食(しよく) 温和(をんわ) 其方(そのはう) 凡(す) 御主(おんおるじ) 上(うへ) 傍(かたはら) 確(しつか) 十歳(じつさい) 上(あ) 主(しゆ) 温(あたゝ) 光景(けしき) 党(やから) 耶蘇(イエスス) 浮浪(ふらう) 来(く) 通(とほ) 元来(ぐわんらい) 悦(よろこび) 小(ちひ) 饒舌(しやべ) 頂(いたゞ) 何(なに) 通(つう) 日射(ひあたり) 貧(まづ) 接続(つゞき) 諸所(しよしよ) 憐愍(あはれみ) 忝(かたじけな) 心(こゝろ) 覚(さ) 衆(みんな) 己(おのれ) 巡礼(じゆんれい) 莞爾(につこり) 居(ゐ) 尊(たふと) 背負(しよ) 丁度(ちやうど) 為(ため) 滅多(めつた) 生涯(しやうがい) 申(まを) 白樺(しらかんば) 来(き) 杖(つゑ) 木(こ) 皆(みな) 真(まこと) 真紅(しんく) 眠(ね) 断(た) 祈(いのり) 擁護(おうご) 空(から) 承知(しようち) 御覧(ごらん) 御経(おきやう) 聖(きよ) 幼児(をさなご) 尤(もつと) 害(そこな) 入(はい) 負(ま) 傷(きずつ) 実(じつ) 分封(すだち) 頭(あたま) 難渋(なんじふ) 野育(のそだち) 行(い) 唯(たゞ) 誘惑(いうわく) 仰有(おつしや) 解(わか) 却(かへ) 認(したゝ) 何(なん) 遠(とほ) 重(おも) 路(みち) 跳回(はねまは) 知(し) 眼(め) 身(み) 透(す) 違(ちが) 願(ねが) 無知(むち) 頸(くび) 無(な) 一面(いちめん) 髪剃(かみそり) 然(しか) 食(た)