“院”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いん46.2%
ゐん46.2%
げん7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
間(ま)もなく院(いん)さまは三浦(みうら)の介(すけ)と千葉(ちば)の介(すけ)と二人(ふたり)の武士(ぶし)においいつけになって、何(なん)百騎(き)の侍(さむらい)で那須野(なすの)の原(はら)を狩(か)り立(た)ててわたしを射(い)させました。
殺生石 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
彼(かれ)はまづ眞直(まつすぐ)に歩(あ)るき出(だ)した。左右(さいう)にも行手(いくて)にも、堂(だう)の樣(やう)なものや、院(ゐん)の樣(やう)なものがちよい/\見(み)えた。けれども人(ひと)の出入(でいり)は一切(いつさい)なかつた。悉(こと/″\)く寂寞(せきばく)として錆(さ)び果(は)てゝゐた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
角(すみ)屋七郎兵衛の北の方は安南王族院(げん)氏の出(しゅつ)で、安南では権勢を持っているということなので、破船の取得(しゅとく)を願いあげた。
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)