“贏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
か87.0%
あま3.3%
かち3.3%
もう2.2%
かちえ1.1%
にな1.1%
の1.1%
まう1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
到る所で私は『校長の子』といふハンディキャップの下に、特別に仲間入りをさせて呉れる尊敬を彼等の間に贏(か)ち得たからであつた。
父の死 (新字旧仮名) / 久米正雄(著)
されば農家は三年耕して一年の糧(かて)を贏(あま)し、政府も租税の取り心(ここ)ろよく、わが三府六十県の人民、すなわち当今猫も杓子(しゃくし)も唱(となえ)おる、わが三千五百万の兄弟(けいてい)は
禾花媒助法之説 (新字新仮名) / 津田仙(著)
成金だとか、何とかよく新聞などに、彼等の豪奢な生活を、謳歌してゐるやうですが、金で贏(かち)うる彼等の生活は、何(ど)んなに単純で平凡でせう。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
趣向は専ら軍(いくさ)と恋なり、みな一主人に隷(したが)ってその営利のために働く、もし主人過分に贏(もう)けて訟(うった)えらるれば死刑に逢う。
彼のすべての努力は単に疲労をもたらすばかりであって、とうてい勝利を贏(かちえ)させはしないだろう。正しき出発点をとらないものは、あたかも誤ったコースに従って走る選手である。
語られざる哲学 (新字新仮名) / 三木清(著)
秦(しん)を撃(う)ち五城(じやう)を拔(ぬ)けり、起(き)の・將(しやう)たる、士卒(しそつ)の最下(さいか)なる者(もの)と衣食(いしよく)を同(おな)じうし、臥(ぐわ)するに席(せき)を設(まう)けず、行(ゆ)くに(七〇)騎乘(きじよう)せず、親(みづか)ら糧(かて)を裹(つつ)み贏(にな)ひ、士卒(しそつ)と勞苦(らうく)を分(わか)つ。卒(そつ)に(七一)疽(しよ)を病(や)む者(もの)有(あ)り。
放翁告帰(退官して隠居すること)の三年、舎東の茀地(ぶつち)(草の生ひしげる土地)を闢く。南北七十五尺、東西或ひは十有八尺にして贏(の)び、或ひは十有三尺にして縮まる。
小国寡民 (新字旧仮名) / 河上肇(著)
一弗贏(まう)けようと骨を折らうよりは、一銭贏けて餓ゑてもよいと云ふ人物の一人でした。
新浦島 (新字旧仮名) / ワシントン・アーヴィング(著)