“議(ぎ)” の例文
此日一行は沼田(ぬまた)より湯檜會に着し、夜大に会議を開(ひら)きて進路(しんろ)を議(ぎ)す、議二派に分(わか)る、一は国境論(こくけうろん)にして一は水源論(すゐげんろん)なり
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
一新(いつしん)の始(はじ)め、大久保公遷都(せんと)の議(ぎ)を獻(けん)じて曰ふ、官軍已に勝(か)つと雖、東賊(とうぞく)猶未だ滅(ほろ)びず、宜しく非常(ひじやう)の斷(だん)を以て非常の事を行ふべしと。先見の明智(ち)と謂ふ可し。
で、すぐに、それを召(め)しとる方法を議(ぎ)しはじめたが、昌仙にも名案(めいあん)がなくなかなかそうだんがまとまらない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
第七十三条 将来此(こ)ノ憲法ノ条項ヲ改正スルノ必要アルトキハ勅命(ちょくめい)ヲ以(もっ)テ議案ヲ帝国議会ノ議(ぎ)ニ付(ふ)スヘシ
大日本帝国憲法 (旧字旧仮名) / 日本国(著)
白(しろ)き鞭(むち)を以(も)て示(しめ)して曰(いは)く、変更(へんがへ)の議(ぎ)罷成(まかりな)らぬ、御身等(おんみら)、我(わ)が処女(むすめ)を何(なに)と思(おも)ふ、海老茶(えびちや)ではないのだと。
甲冑堂 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
其傍に光輝(こうき)燦爛(さんらん)たるものあるを見(み)しものありと、此等の迷霧(めいむ)を霽(はら)さしめんとの志(こころざし)は一行の胸中に勃然(ぼつぜん)たり、此挙(このきよ)や数年前より県庁内(けんちやうない)に於て行(おこな)はんとの議(ぎ)ありしも常(つね)に其機(そのき)を得ず
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
〔評〕三條公は西三條、東久世諸公と長門に走る、之を七卿(きやう)脱走(だつさう)と謂ふ。幕府之を宰府(ざいふ)に竄(ざん)す。既にして七卿が勤王の士を募(つの)り國家を亂さんと欲するを憂へ、浪華(なには)に幽(いう)するの議(ぎ)あり。
第七十四条 皇室典範(てんぱん)ノ改正ハ帝国議会ノ議(ぎ)ヲ経(ふ)ルヲ要セス
大日本帝国憲法 (旧字旧仮名) / 日本国(著)
〔譯〕獨得(どくとく)の見(けん)は私(わたくし)に似る、人其の驟至(しうし)に驚(おどろ)く。平凡(へいぼん)の議(ぎ)は公に似る、世其の狃聞(ぢうぶん)に安んず。凡そ人の言を聽(き)くは、宜しく虚懷(きよくわい)にして之を邀(むか)ふべし。狃聞(ぢうぶん)に苟安(こうあん)することなくんば可なり。
遠藤君大塚君等大に人夫等を説(と)き諭(さと)せども議(ぎ)遂(つひ)に長く决せず、吉田警察署長大喝(たいかつ)怒(いか)りて曰く、余等県知事の命(めい)を奉じて水源探究(たんきう)に来れるなり、水流を溯(さかのぼ)り水源を究(きは)めざれば死(し)すとも帰らず
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)