“換”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
か67.7%
かわ12.4%
かは6.5%
かえ4.8%
かへ3.8%
がえ1.1%
け1.1%
げ0.5%
かはり0.5%
かゆ0.5%
かわり0.5%
さしかえ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「私と錢形の親分とで相談をして、昨夜中味を入れ換(か)へて置いたのだ。十六年間この黒い箱の中に入つてゐたのは此方の二た品だよ」
それを聞いて、豊世はお雪と微笑(えみ)を換(かわ)した。名古屋から送るべき筈(はず)の金も届かないことを、心細そうに叔父叔母の前で話した。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
余程注意して判別しないと、それで彼等は相互ひに親しみを抱いて愉快に仕事の話を取り換(かは)してゐるのだ! といふことは解らない。
円卓子での話 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
何かの見違いではないかと、暫く拭く手を休めて、じっと見ている内に、今度は少し位置を換(かえ)て、又チラチラと光るのです。
湖畔亭事件 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
後(あと)四十円は莫斯科(モスコオ)で一等の切符と換(かへ)る時に出すのだと云ふ事である。男の席はあると云ふので斎藤氏は二等車の寝台券を買つた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
そうする中(うち)にポックリと、天(てん)にも地(ち)にもかけ換(がえ)のない、一粒種(ひとつぶだね)の愛児(あいじ)に先立(さきだ)たれ、そのまま私(わたくし)はフラフラと気(き)がふれたようになって、何(なん)の前後(ぜんご)の考(かんがえ)もなく、懐剣(かいけん)で喉(のど)を突(つ)いて
「機械一台ど、どうでえす? あの山茶花の樹ど、取(と)っ換(け)えまえんか?」
山茶花 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
「いいがら、いいがら、俺がこうして病気して、仕事にも追われでんだし、取り換(げ)えでもらえ。——俺、山茶花など、どうでもいいがら。」
山茶花 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
彼(あ)の白痴殿(ばかどの)の女房(にようぼう)になつて、世(よ)の中(なか)へは目(め)もやらぬ換(かはり)にやあ、嬢様(ぢやうさま)は如意自在(によゐじざい)、男(をとこ)はより取(ど)つて、飽(あ)けば、息(いき)をかけて獣(けもの)にするわ、殊(こと)に其(そ)の洪水(こうずゐ)以来(いらい)、山(やま)を穿(うが)つたこの流(ながれ)は天道様(てんたうさま)がお授(さづ)けの
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
上(あげ)仰(おほ)せの如く此久八は元三州藤川宿の町外れに捨置(すておか)れし身に御座候(是(これ)より久八の履歴(ことがら)は六右衞門が申立の讀續(よみつゞ)きなれども人情(にんじやう)の貫徹(つらぬか)ざる所も有により讀本(よみほん)の口調(くてう)に換(かゆ)れば諸君(みなさん)怪給(あやしみたまふ)勿(なか)れ)
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あの白痴殿(ばかどの)の女房になって世の中へは目もやらぬ換(かわり)にゃあ、嬢様は如意(にょい)自在、男はより取って、飽(あ)けば、息をかけて獣(けもの)にするわ、殊にその洪水以来、山を穿(うが)ったこの流は天道様(てんとうさま)がお授けの
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
末になると黄色くなってぱら/\落ちますから捨てゝ、今度は秋草が宜(よ)いと云った所が、此れもそう何時迄(いつまで)も保ちは致しません、直(すぐ)に萎(しお)れてしまいますから揷 換(さしかえ)るというように
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)