“天”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てん26.4%
あま24.0%
あめ20.9%
そら18.9%
アメ3.5%
アマ2.0%
て1.3%
テン1.1%
あ0.5%
アメノ0.5%
点0.2%
ぞら0.2%
てに0.2%
みそら0.2%
ソラ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
峠と書いてタワ又はタヲと読ませているものが中国には可なり多く、四国には滑峠(なめつとう)、天(てん)ヶ峠(とう)の如くトウと読ませているものさえある。
峠 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
「海行かば水(み)づく屍(かばね)、もとよりわが聯合艦隊は全滅を覚悟して戦います。天(あま)つ神、国つ神よ、ねがわくはこの皇国(すめくに)を守らせたまえ。」
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
「なれど今『あんちおきや』の帝は、天(あめ)が下に並びない大剛の大将と承つた。されば悪魔(ぢやぼ)も帝の御身には、一指をだに加へまじい。」
きりしとほろ上人伝 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
直ぐに其の音を打消す他の響が傳はる。これは不來方(こずかた)城畔の鐘樓から、幾百年來同じ鯨音(おと)を陸奧(みちのく)の天(そら)に響かせて居る巨鐘の聲である。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
天(アメ)なるや、おとたなばたのうながせる、玉のみすまる、みすまるに、あな玉はや。三谷二渡(ミタニフタワタ)らす、あぢしきたかひこねの神ぞや(記)
たなばたと盆祭りと (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
その罪過は所謂八個の「天(アマ)つ罪」、即ち畔放(アハナチ)、溝埋(ミヅウメ)、樋放(ヒハナチ)、頻蒔(シキマキ)、串刺(クシサシ)、生剥(イキハギ)、逆剥(サカハギ)、屎戸(クソベ)の八個にして、大祓の祝詞に特筆する所なり。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
女の亭主らしい男は、なに思ったか、急に大勢の村人(むらびと)をこう制して、相手の風態(ふうてい)を、足の先から天(て)っぺんまで見直して言った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この中(ヂユウ)申し上げた滋賀津彦(シガツヒコ)は、やはり隼別でもおざりました。天若日子(アメワカヒコ)でもおざりました。天(テン)の日(ヒ)に矢を射かける——。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)
もっとも食足(くいた)れば淫(いん)を思うのは、我々凡夫の慣(なら)いじゃから、乳糜を食われた世尊の前へ、三人の魔女を送ったのは、波旬も天(あ)っ晴(ぱれ)見上げた才子じゃ。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
天(アメノ)香具山をあれだと考へた時、あの下が、若い父母(チヽハヽ)の育つた、其から、叔父叔母、又一族の人々の、行き來した、藤原の里なのだ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)
唯独(ただひと)りで身に叶う丈(だ)けの事を勤めて開国一偏、西洋文明の一天(点)張りでリキンで居る内に、政府の開国論が次第々々に真成(ほんとう)のものになって来て、一切(いっさい)万事改進ならざるはなし
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
三ホーマー打ちし青天(ぞら)獄庭(には)にあり小雑草(をぐさ)の萠えて日向愛(かな)しく
遺愛集:02 遺愛集 (新字新仮名) / 島秋人(著)
天(てに)ぎやしたおそてしよりもりふさよわせ……
浦添考 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
はろ/″\に 冬され山の山の端は、天(ソラ)にかすみて、さびしかりけり湯場
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)