“勿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なか77.0%
な13.3%
ナカ4.2%
ナ2.4%
なかれ1.8%
なき0.6%
もち0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるに何んぞ対等の礼を執ったる国書を持来たすとは! そこで「これより後蛮夷の礼を失するものあらば、之(これ)を奏聞すること勿(なか)れ」
日本上古の硬外交 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
是に於てか余の喜び知る可きのみ。斯書一たび出ては則ち須らく以て善書と為すべし。旧本を取つて惑を生ずること勿(な)くんば幸甚。
杉田玄白 (新字新仮名) / 石原純(著)
兵法にも——帰ル師(イクサ)ヲ掩(オオ)ウコト勿(ナカ)レ、窮(キワ)マル寇(アダ)ヲ追ウ勿レ——と戒めている。故に、われはかえって今、小路から蜀勢のうしろへ廻ろう。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「古草に新草まじり、おもしろき野をば勿(ナ)焼きそ。生ひば生ふるかに……」と転置してみれば正しい解釈なのが知れよう。
露骨に遣(や)ったら、邪魔をする勿(なかれ)であるから、御懸念無用と、男らしく判然(はっきり)答えたは可いけれども、要するに釘を刺されたのであった。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
欲(ほつ)すれば爲(なす)こと勿(なき)に若(しく)なし人の聞(きく)こと勿(なき)を欲(ほつ)すれば言こと勿(なき)に若(しく)なしと宜(むべ)なる哉(かな)嗚呼(あゝ)謹愼(つゝしま)ずんば有べからず。
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)