“人情”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にんじょう54.8%
にんじやう22.6%
なさけ6.5%
にんじよう6.5%
こころ3.2%
にんじょ3.2%
ヒウマニチイ3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春来(しゅんらい)、国事多端、ついに干戈(かんか)を動かすにいたり、帷幄(いあく)の士は内に焦慮し、干役(かんえき)の兵は外に曝骨(ばっこつ)し、人情(にんじょう)恟々(きょうきょう)、ひいて今日にいたる。
中元祝酒の記 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
掌(こぶし)ほどなるを三銭にうる、はじめは二三度賞味せしがのちには氷ともおもはざりき。およそ物の得(え)がたきは珍(めづ)らしく、得易(えやすき)はめづらしからざるは人情(にんじやう)の恒(つね)なり。
私は若しもの事があれば親方や姉御のためと云や黒煙の煽りを食つても飛び込むぐらゐの了見は持つて居るに、畜生ッ、あゝ人情(なさけ)無い野郎め、のつそりめ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
それで、天皇(てんのう)は殉死(じゆんし)の風俗(ふうぞく)は甚(はなは)だ人情(にんじよう)にそむいた殘酷(ざんこく)なことであるから、これはどうしてもやめなければならぬとお考(かんが)へになりました。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
人情(こころ)知る老人よ、早く行って
ルバイヤート (新字新仮名) / オマル・ハイヤーム(著)
浮いた浮いたの川竹(かわたけ)地獄。義理と人情(にんじょ)のカスガイ地獄。又は犯した悪事のむくいで。御用、捕(と)ったぞ、キリキリ歩めと。タタキ込まれる有期や、無期の。地獄なんぞと大きな違いじゃ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
一方は即ち孤女院、貧民院等の義挙に同感を表する人情(ヒウマニチイ)也、他方は即ち禅僧の如き山人(ヘルミット)の如き、世の所謂(いはゆる)すね者の如き超然独(ひとり)を楽しむ主我的観念也。吾人は此二の者が幸にして相合せるを祝す。
凡神的唯心的傾向に就て (新字旧仮名) / 山路愛山(著)