“ぱら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
腹52.3%
原22.4%
払15.9%
拂3.7%
攘1.9%
肚1.9%
妊0.9%
晴0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その上軌道(レール)の上はとにかく、両側はすこぶる泥(ぬか)っている。それだのに初さんは中(ちゅう)っ腹(ぱら)でずんずん行く。自分も負けない気でずんずん行く。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
左手に細野の人家を眺め、上(うわ)ッ原(ぱら)と呼ぶ平坦な原野に出る、木立の中や草原には桔梗(ききょう)、女郎花(おみなえし)、松虫草、コマツナギ等が咲いている。
白馬岳 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
吾輩が断髪令嬢の御秘蔵の犬と知らずに掻(か)っ払(ぱら)ったのも偶然なら、その犬を断髪令嬢の恋敵(こいがたき)の医学士の所へ持って行って売付けたのも偶然だ。
超人鬚野博士 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
『二列(れつ)さ!』と海龜(うみがめ)は叫(さけ)んで、『多(おほ)くの海豹(あざらし)や、海龜(うみがめ)なぞが、それから往來(わうらい)の邪魔(じやま)になる海月(くらげ)を追(お)ッ拂(ぱら)ふ——』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
留守を使って逐(お)っ攘(ぱら)うこともあった。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
その手に持ってる洋燈をお点(つ)けなさい、と曳子は中(ちゅう)ッ肚(ぱら)だから口の裡(うち)で、幾たびも、ヘン間抜(まぬけ)だな。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
不動様が出てござらっしゃって、左の手で母親(おふくろ)の腹ア緊縛(しっちば)って、せつないと思って眼え覚めた、申子(もうしご)でゞもありますかえ、それから母親がおっ妊(ぱら)んで、だん/″\腹が大(でか)くなって
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
久「直様(すぐさま)思いのうおっ晴(ぱら)し候(そろ)、巴蛇(あおだいしょう)の長文句蠅々(はい/\)※」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)