『ノンシャラン道中記(ノンシャランどうちゅうき):02 合乗り乳母車 ――仏蘭西縦断の巻――(02 あいのりうばぐるま ――フランスじゅうだんのまき――)』
一九二九年師走の三日、ここも北国の慣いとて、はや暮れかかる午後四時ごろ、巴里市第十一区三人姉妹街三番地なる棟割長屋。その六階の露台に敷布団を敷き、半裸体に引きむかれた狐面痩躯の東洋人コン吉が、隆々たる筋肉を西北の寒風に吹かせ、前後不覚にわな …
作品に特徴的な語句
女(プウル) 頭(ボワアル) 叩(タペ) 酒場(マストロケ) 亭主(プロブリオ) 上(じょう) 巡査(フリック) 下(げ) 踊(ジゴテ) 香(かん) 昇(たかま) 標本(モデエル) 酒場(そこ) 床几(バンコ) 切(さい) 召使(バレエ) 弾(だま) 戯(からか) 旅館(オテル) 水兵(マアチュウル) 牛酪(フウル) 短剣(ポアニエ) 紳士(ムッシュウ) 股引(キャルソン) 重(え) 剣術(エスクラム) 咄嗟(さっそく) 喇叭(ホンク) 夕(せき) 夫人(マダム) 寛(ゆるや) 時計(オアニヨン) 栗(マロニエ) 正当(まとも) 水兵(コル・ブルウ) 相棒(コオバン) 車(マシン) 寝巻(ピジャマ) 師走(デッサンブル) 戸内(なか) 棍棒(クウルダン) 署名(シニエ) 苛酷(ひど) 警笛(シッフル) 豪華(リュクス) 退(ど) 遽(あわ) 騎士(キャヴァリエ) 兜(キャスケ) 吉日(とあるひ) 大鞄(マル) 愛(いと) 歩道(トロトリアル) 谷(きわ) 運河(キャナアル) 並等(なみ) 凛々(りんりん) 古服(ダビ) 堡塁(ほるい) 宛(ずつ) 巴里(パリー) 廻(めぐ) 後(のち) 手鍋(キャスロオル) 明日(あした) 梳(くしけず) 業(ごう) 気附(きつけ) 法(フラン) 獅噛(しがみ) 玻璃(ガラス) 瓦(グラム) 赭顔(しゃがん) 跨(またが) 跳(おど) 踏段(マルシュ) 車庫(ギャラアジュ) 鉄甲(てつかぶと) 餌(え) お針(クウチュリエール) 䑛(な) 丁稚(でっち) 上衣(うわぎ) 交際(つきあ) 何日(いつ) 何気(なにげ) 先刻(さっき) 先途(せんど) 凄(すご) 凄味(すごみ) 卓(テーブル) 名残(なごり) 呆(あき) 呈(てい) 喘息(ぜんそく) 嘴(くちばし) 噛(か) 土堤(どて) 土煙(つちけむり) 埓(らち)
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