“權官”の読み方と例文
読み方割合
けんくわん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが權官(けんくわん)に某といふ無法者(むはふもの)が居て、雲飛の石のことを聞(き)き、是非(ぜひ)に百兩で買(か)ひたいものだと申込(まうしこ)んだ。
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
雲飛の妻(つま)は早速(さつそく)子(こ)と相談(さうだん)し石を某(なにがし)權官(けんくわん)に獻(けん)じたところ、雲飛は間(ま)もなく獄(ごく)を出された。
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
そこで彼(か)の權官(けんくわん)は首尾(しゆび)よく天下(てんか)の名石(めいせき)を奪(うば)ひ得(え)てこれを案頭(あんとう)に置(おい)て日々(ひゞ)眺(なが)めて居たけれども、噂(うはさ)に聞(き)きし靈妙(れいめう)の働(はたらき)は少しも見せず、雲の湧(わく)などいふ不思議(ふしぎ)を示(しめ)さないので、何時(いつ)しか石のことは打忘(うちわす)れ
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)