“働”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はたら78.7%
はたらき14.1%
はた3.8%
はたらく0.7%
はたれ0.7%
かせ0.3%
かま0.3%
はたらか0.3%
ばたら0.3%
ばたらき0.3%
ハタラキ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほんとうに、毎日(まいにち)働(はたら)いても、つまらない話(はなし)だ。大金持(おおがねも)ちになれはしないし、また、これという安楽(あんらく)もされない。ばかばかしいことだ。
天下一品 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「働らくのも可(い)いが、働らくなら、生活以上の働(はたらき)でなくっちゃ名誉にならない。あらゆる神聖な労力は、みんな麺麭(パン)を離れている」
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「働(はた)らくのも可(い)いが、働(はた)らくなら、生活以上の働(はたらき)でなくつちや名誉にならない。あらゆる神聖な労力は、みんな麺麭(パン)を離れてゐる」
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
苦力達(クウリイたち)は營營(えいえい)と働(はたらく)く、女(をんな)——細君(さいくん)を買(か)ひたいために、ばくちをしたいために、阿片(あへん)を吸(す)ひたいために。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
去年(きよねん)の暮(くれ)にや味噌(みそ)搗(つ)くつちんで俺(お)ら働(はたれ)えた錢(ぜね)で鹽(しほ)迄(まで)買(か)つたんだな、俺(お)れも硬(こえ)え物(も)な噛(か)めねえから味噌(みそ)なくつちや仕(し)やうねえな
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
虐(いじ)めたから。……またあなたもみっちりお働(かせ)ぎなさい。そうしたらお雪さんが、此度は向から頭を下げて謝(あやま)って来るから。……
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
今日は音さんまで御頼申(おたのまう)して、斯うして塵埃(ほこり)だらけに成つて働(かま)けて居るのに、それがお前の目には見えねえかよ。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
淡々奴(め)根が材木屋のむすこだけあつて、商才を弟子集めの上に働(はたらか)して、門下三千と称してゐる。これがまづ、いまいましい。
上田秋成の晩年 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
やがて武田晴信(はるのぶ)の甲軍が、東美濃へ焼(や)き働(ばたら)き(放火攪乱戦(こうらんせん))に出たとき、弱冠(じゃっかん)の忠三郎氏郷、かの馬に乗って、敵中へ駈け入り、敵の物頭(ものがしら)たる豪の者と引ッ組み
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
部屋働(ばたらき)のお杉は円髷(まるまげ)の頭(かしら)を下げ
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
再現せしむる働(ハタラキ)を為すものなのである。
和歌批判の範疇 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)