“於戯”の読み方と例文
読み方割合
ああ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老イタル者ハ簦(からかさ)ヲ担(にな)ヒ竿(さお)ヲ擁シテ以テ己(おの)レガ任トナスといひ、於戯(ああ)、翠帳紅閨(すいちょうこうけい)、万事ノ礼法異ナリトイヘドモ、舟中浪上、一生ノ観会(かんかい)ハ是(こ)レ同ジ
蘆刈 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
嗟乎(ああ)。では諸君は僕が其筋(そのすじ)の嫌疑のために並々ならぬ困難を感じてゐることも御存知ないのであらうか? 於戯(ああ)。では諸君は僕が偉大なる風博士の愛弟子であつたことも御存じあるまい。
風博士 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
於戯(ああ)実に慨嘆の至に堪へんではない乎! 高尚なること檞(かしわ)の木の如き諸君よ、諸君は何故彼如き陋劣漢を地上より埋没せしめんと願はざる乎。彼は鬘を以てその禿頭を瞞着せんとするのである。
風博士 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)