“高”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たか83.5%
こう4.3%
たけ3.0%
だか2.7%
かう1.2%
たこ1.2%
た0.7%
たかき0.5%
タカ0.5%
たかし0.4%
たかま0.4%
たげ0.2%
アッパー0.2%
たかさ0.2%
たかぶ0.2%
たっか0.2%
でけ0.2%
アパ0.2%
コウ0.2%
ハイ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、その木(き)のいただきまで上(のぼ)れるものは、重(じゅう)ちゃんくらいのもので、ほかの子(こ)には、目(め)がまわるほど、あまりに高(たか)かったのです。
高い木とからす (新字新仮名) / 小川未明(著)
高(こう)ノ武蔵守(むさしのかみ)師直(もろなお)という厭(いや)なじじいが、卜部(うらべ)の兼好という生ぐさ坊主に艶書の注文をしたなどという談(はなし)を生ずるに至っているのである。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「なにが高(たけ)えものか。時(とき)によったら、安(やす)いくらいのもんだ。——だがきょうは見(み)たところ、一朱(しゅ)はおろか、財布(さいふ)の底(そこ)にゃ十文(もん)もなさそうだの」
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
「どこかツーラかオリョル県あたりがいいな。……第一に、別荘なんかは要らないし、第二に、と言って上(あが)り高(だか)は確かでなくちゃあね。」
富籤 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
情無い此我はよと、羨ましいがつひ高(かう)じて女房(かゝ)にも口きかず泣きながら寐ました其夜の事、五重塔を汝(きさま)作れ今直つくれと怖しい人に吩咐(いひつ)けられ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
「こちらのほうは、すこし価(ね)が高(たこ)うございます。こちらのほうは、すこし安(やす)うございます。」と、おじいさんはいって、「しあわせ人形(にんぎょう)」と
気まぐれの人形師 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「そうよ。民さんなんざあ腰が低いんじゃねえ、頭(ず)が高(た)けえんだ。それだからどうも信用されねえんだね」「本当によ。あれで一(い)っぱし腕があるつもりだから、——つまり自分の損だあな」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
いづれの家にても雪は家よりも高(たかき)ゆゑ、春を迎(むかふ)る時にいたればこゝろよく日光(ひのひかり)を引んために、明(あかし)をとる処の窗(まど)に遮(さへぎ)る雪を他処へ取除(とりのく)るなり。
以来(イライ)、十春秋(ジッシュンジュウ)、日夜転輾(ニチヤテンテン)、鞭影(ベンエイ)キミヲ尅(コク)シ、九狂一拝(キュウキョウイッパイ)ノ精進(ショウジン)、師(シ)ノ御懸念(ゴケネン)一掃(イッソウ)ノオ仕事(シゴト)シテ居(オ)ラレルナラバ、私(ワタクシ)、何(ナニ)ヲ言(イ)オウ、声(コエ)高(タカ)ク、「アリガトウ」ト明朗(メイロウ)、粛然(シュクゼン)ノ謝辞(シャジ)ノミ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
有田さん、高(たかし)さんの体温表をもつて来てお目にかけて御覧なさい。
ママ先生とその夫 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
一方には高利貸連中が小山さんなら何時(いつ)でも安利(やすり)で金をお貸し申すと大層な信用で、それが四方八方へ広まって小山の物堅い評判は段々高(たかま)りました
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
俺等(おらら)みでえなもの、こんな田舎にいたんじゃ、うだつがあがらねぇ。田作れば小作料が高(たげ)えくって、さっぱり徳がねえし、馬鹿馬鹿し。
駈落 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
(前(ボーダー)、奥(ハインダー)、高(アッパー))と、三部に分れる初期の沙翁舞台——。その様式を復興しようとして、彼は二十年前の大正初年に日本を出発した。
オフェリヤ殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
中には半行も読まずに置き易(か)えるのもある。しばらくすると、重(かさ)なるものは小一尺の高(たかさ)まで来た。抽出は大抵(たいてい)空(から)になる。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
宮はやうやう面(おもて)を向けて、さて淑(しとやか)に起ちて、恭(うやうやし)く礼するを、唯継は世にも嬉しげなる目して受けながら、なほ飽くまでも倨(おご)り高(たかぶ)るを忘れざりき。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
こっちの手で、ハイ海へ落ちさっしゃるお日様と、黒門の森に掛(かか)ったお月様の真中(まんなか)へ、高(たっか)くこう透かして見っけ。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そんな出来ねえ相談を打(ぶ)たれちゃア困ります、御病人の前で高(でけ)え声じゃア云えねえが、殊(こと)に寄ったら其様(そん)な事を機会(しお)にして他(ほか)へ見せてくんろという事ではないかと思うと、誠に気が痛みやすな
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
私達は高(アパ)コルニッシュ街道の行手にモンテ・カアロが出現するのを待っていた。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
高(コウ)ニ逢(ア)イテ是(コレ)、凶(キョウ)ニアラズ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
漸くゼーロンも必死となった如く、更に高(ハイ)ハードルを跳び越える通りな恰好で、弓なりに擂り鉢のふちを駆け続けて、いよいよ降り坂の出口にさしかかった。
ゼーロン (新字新仮名) / 牧野信一(著)