“入(ゐ)” の例文
獨逸等(ドイツとう)音(おと)に名高(なだか)き國々(くに/″\)の名所(めいしよ)古跡(こせき)を遍歴(へんれき)して、其間(そのあひだ)に月(つき)を閲(けみ)すること二十有餘箇月(いうよかげつ)、大約(おほよそ)一萬(まん)五千里(せんり)の長途(ながたび)を後(あと)にして、終(つひ)に伊太利(イタリー)に入(ゐ)り、往昔(むかし)から美術國(びじゆつこく)の光譽(ほまれ)高(たか)き
『船長閣下(せんちやうかくか)、起(お)き玉(たま)へ、難破船(なんぱせん)がある! 難破船(なんぱせん)がある!』と叫(さけ)ぶと、此時(このとき)船長(せんちやう)は既(すで)に寢臺(ベツド)の上(うへ)に横(よこたは)つて居(を)つたが、『何(な)んですか。』とばかり澁々(しぶ/\)起上(おきあが)つて扉(ドーア)を開(ひら)いた。私(わたくし)はツト進(すゝ)み入(ゐ)り