“入込”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いりこ67.4%
いりごみ7.0%
いれご7.0%
はいりこ7.0%
いりこみ4.7%
いりこま2.3%
いりこん2.3%
いれごみ2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妾(めかけ)に囲った今更になっては実のところ唯一人(たったひとり)以前のお客が入込(いりこ)んだからとて、腹立まぎれに綺麗さっぱりと暇をやる勇気はない。
夏すがた (新字新仮名) / 永井荷風(著)
三年と五年の中(うち)にはめきめきと身上(しんしょう)を仕出しまして、家(うち)は建て増します、座敷は拵(こしら)えます、通庭(とおりにわ)の両方には入込(いりごみ)でお客が一杯という勢(いきおい)、とうとう蔵の二戸前(とまえ)も拵(こしら)えて
政談十二社 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
私はまさか、夜(よる)内を出るわけには行(ゆ)かず、お稽古に来たって、大勢入込(いれご)みなんだもの。ゆっくりお話をする間も無いじゃありませんか。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
流鶯(りゅうおう)啼破(ていは)す一簾(いちれん)の春。書斎に籠(こも)っていても春は分明(ぶんみょう)に人の心の扉(とびら)を排(ひら)いて入込(はいりこ)むほどになった。
野道 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
討(うた)で置くべきやと一心を込(こめ)て君太夫に對(むか)ひ其許樣(そのもとさま)には常々吉原へ入込(いりこみ)給へば私しの身を遊女に成(なさ)れ其(そ)の身(み)の代金(しろきん)にて母の身の上を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
取寄(とりよせ)芝居者(しばゐもの)淨瑠璃語(じやうるりかた)り三絃彈(さみせんひき)など入込(いりこま)せ皆々(みな/\)得意(とくい)の藝を顯(あらは)し戯(たはぶ)れ興(きよう)じけり茲に又(また)杉森(すぎのもり)の新道(しんみち)孫右衞門店(まごゑもんたな)に横山玄柳(よこやまげんりう)と云(いふ)按摩(あんま)あり是は別(わけ)て白子屋へ入浸(いりひた)り何樣(なにさま)白子屋一軒(けん)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
其処(そこ)の長屋を貸すと云うので、早速(さっそく)岡本と私とその長屋に住込(すみこん)で、両人自炊の世帯持(しょたいもち)になった、夫れから同行の原田は下谷(したや)練塀小路(ねりべいこうじ)の大医(たいい)大槻俊斎(おおつきしゅんさい)先生の処へ入込(いりこん)だ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
いつも入込(いれごみ)に教(おしえ)を授かる、居心の知れた座敷ではあったけれども、不断とは勝手が違った庭口から案内なしの推参である上に、門でも裏でも取ってつけない挨拶をされた先刻(さっき)の今なり
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)