“云難”の読み方と例文
読み方割合
いひがた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
入りつ出でつ揺(ゆらめ)く男女の影は放蕩の花園に戯(たはむ)れ舞ふ蝶に似て、折々流れ来(きた)る其等の人の笑ふ声語る声は、云難(いひがた)き甘味(かんみ)を含む誘惑の音楽に候はずや。
夜あるき (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
も勤(つと)むる者の心得は萬事斯(かく)の如し此事我々の上(うへ)にある時は自然(しぜん)面倒(めんだう)なりとて他人(ひと)の物にても錠前(ぢやうまへ)を叩(たゝ)き開(あけ)よなど云事なしとも云難(いひがた)し假(かり)にも錠前(ぢやうまへ)を破るは關所(せきしよ)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
云(いひ)にける物語二枝(ふたつ)に分(わか)る不題(こゝにまた)忠兵衞は主命なれば詮方なく最(いと)云難(いひがた)き事の由を親子の者に云傳へ其所(そこ)をば遁(にげ)も出せしが設(も)し追掛(おひかけ)らる事もやと意(こゝろ)の恐れに眞暗(まつくら)散方(さんばう)跡を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)