『途上(とじょう)』
六里の山道を歩きながら、いくら歩いても渚の尽きない細長い池が、赤い肌の老松の林つゞきの中から見え隠れする途上、梢の高い歌ひ声を聞いたりして、日暮れ時分に父と私とはY町に着いた。其晩は場末の安宿に泊り翌日父は私をY中学の入学式につれて行き、そ …
作品に特徴的な語句
実(づつ) 弾(はづ) 首肯(うなづき) 便所(せんち) 自(おのづ) 虐(いぢ) 約(およ) 父(と) 汝(なんぢ) 母(つか) 極(きは) 冷嘲(れいてう) 擲(たゝ) 反(そり) 姑(しうと) 声(ごゑ) 際(ぎは) 覗(のぞき) 臭(にほ) 考(かん) 爽(さは) 懲戒(ちようけい) 悚然(しようぜん) 容貌(ようばう) 外(はづ) 顛倒(てんたう) 音調(アクセント) 露(あらは) 踵(かゝと) 赫(かつ) 訪(たづ) 薫(かを) 臥床(とこ) 聊(いさゝか) 羞恥(しうち) 素地(きぢ) 甲斐(がひ) 焦(あせ) 曝(あば) 斯様(かやう) 揷(さし) 抱(かゝ) 或(あるひ) 懐(なつか) 怖(お) 執拗(しつえう) 鼻腔(びかう) 頬(ほゝ) 遂(つひ) 躁(はしや) 触(さは) 蘇生(よみがへ) 蒼白(あをじろ) 耳朶(みゝたぶ) 緘(とざ) 綴(つゞ) 空(むな) 禍(わざはひ) 硬張(こはゞ) 瞬(またゝ) 疼(うづ) 由緒(ゆゐしよ) 猪口(ちよく) 熱灰(あつばひ) 焦燥(せうさう) 温順(おとなし) 渦巻(うづま) 敏捷(びんせふ) 挙(あが) 拍手(かしはで) 愍(あはれ) 悔悛(くわいしゆん) 性懲(しやうこ) 怖(こは) 強(あなが) 巴投(ともゑな) 己(おのれ) 左様(さう) 嶮(けは) 尖(と) 嫉妬(しつと) 大兵(だいひやう) 嘲弄(てうろう) 吩咐(いひつ) 丈(だけ) 劬(いたは) 俄(にはか) 佇(たゝず) 信義(すんぎ) 仰付(おほせつ) 優(すぐ) 諍(いさか) 濤声(たうせい) 縊(くび) 恰好(かつかう) 剥(む) 悠揚(いうやう) 溜(た) 許嫁(いひなづけ) 先刻(さつき)
題名が同じ作品
途上 (新字新仮名)/ 谷崎潤一郎 (著)