“斯様”のいろいろな読み方と例文
旧字:斯樣
読み方割合
かよう64.7%
こん11.2%
こんな9.7%
かやう5.6%
こう3.7%
かう3.0%
このよう0.7%
かほど0.4%
こげ0.4%
そん0.4%
そんな0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
善「左様なまねをするから打擲したが如何(いかゞ)致した、汝はな此の後(ご)斯様(かよう)な所へ立廻ると許さぬから左様心得ろ、痴呆(たわけ)め、早く帰れ/\」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
又貴方(あんた)は番頭さんだから、斯様(こん)な者を置いちゃ為にならねえから追出してしまった方がいゝなんて、旦那に意地を附けねえで下せいよ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「まア、長二、お前ほんとに吃驚(びつくり)させて、斯様(こんな)嬉しいことは無い」と、山の馳走(ちそう)は此れ一つのみなる榾(ほだ)堆(うづたか)きまで運び来れる伯母は
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
源氏の縁坐で斯様(かやう)の事も出来たのであるから、無暗(むやみ)に将門を悪(にく)むべくも無い、一族の事であるから寧(むし)ろ和睦(わぼく)しよう、といふのである。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
是(かく)の如く叙し来ったとて、文海の蜃楼(しんろう)、もとより虚実を問うべきではないが、保胤は日々斯様(こう)いう人々と遇っているというのである。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
斯様(かう)なれば互(たがひ)に怨恨(ゑんこん)は重(かさ)なるのみであるが、良兼の方は何様(どう)しても官職を帯びて居るので、官符は下(くだ)つて、将門を追捕すべき事になつた。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
壮漢は斯様(このよう)におどかしといてさて言葉を幾分柔らげて、その大野貝は今うまいから沢山拾って行くがよいと煽(おだ)てて行って了った。
かく恐ろしき大暴風雨に見舞に来べき源太は見えぬ歟、まだ新しき出入なりとて重〻来では叶はざる十兵衞見えぬか寛怠なり、他(ひと)さへ斯様(かほど)気づかふに己が為(せ)し塔気にかけぬか
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
「まあ、お熊……お前はまあ何と言う……ダダ……誰が斯様(こげ)なこと、したかいなあ……」
が、時々斯様(そん)なことを思って一つそうして貰って見ようかなどと寝床の中で考えては、ハッと私は何という馬鹿だろうと思って独りでに可笑くなって笑ったこともあったよ。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
まあそんなに言(いわ)なくてもいいわ、今日は幸(さいわい)町の祭日だ、さあ目出度(めでた)い。お前も斯様(そんな)に達者で大きくなって来てくれた。今日はゆるりと一杯鯛の刺身で飲むべえ。
蝋人形 (新字新仮名) / 小川未明(著)