『世の中へ(よのなかへ)』
私が伯父を頼つて、能登の片田舎から独り瓢然と京都へ行つたのは、今から二十年前、私の十三の時であつた。 私の父は京都生れの者で、京都には二人の兄と一人の姉とが居た。長兄は本家の後を嗣いで万年寺通に仏壇屋をやつて居たし、次兄は四条橋畔に宿屋と薬 …
作品に特徴的な語句
妾(あて) 屈(くゞ) 飾窓(シヨウウインド) 幸(しあはせ) 徴(と) 妾(わて) 交際(づきあひ) 担(にた) 来(い) 嗄(しは) 疎(すく) 打擲(どや) 麗(うらゝか) 炊(か) 疾(とつ) 戦(をのゝ) 掏摸(ちぼ) 蹲(うづく) 肯(がへん) 端然(ぢつ) 巌(おごそ) 麗(うらゝ) 伯父(をつ) 宛(づつ) 関(かゝ) 打伏(うつむ) 外(よそ) 要(かゝ) 和(やはら) 凹(こ) 異(かは) 継母(はゝ) 病(わづら) 相見(あひまみ) 高(たこ) 歔欷(すゝりな) 泥土(ごろた) 凝(ぢつ) 然(ねん) 端(はな) 窃(そつ) 福(ふう) 干魚(ひうを) 徒(いたづら) 微酔(ほろよひ) 情夫(をとこ) 姿態(ようす) 清水(きよみづ) 漸(や) 頑(かた) 露(む) 際(ぎは) 賑(にぎは) 充満(いつぱい) 閉(しま) 辛(つ) 眩(まば) 上京(かみぎやう) 出来(でけ) 彼(あれ) 炊(と) 伯父(おつ) 密(そつ) 豪(え) 費(つひや) 治(なほ) 外(そ) 容姿(ようす) 奇体(けつたい) 隔(お) 迷児(まよひご) 跛(びつこ) 上(あが) 年老(としより) 齢(よはひ) 廃(よ) 首肯(うなづ) 徒(いたづ) 微笑(ほゝゑ) 必然(きつと) 怨言(うらみ) 悪戯(いたづら) 態(ざま) 態度(ものごし) 閑(しづ) 酣(たけなは) 薬種(やくしゆ) 着物(おべべ) 私語(さゝや) 穢(きた) 縁喜(げん) 者(もん) 男女(なんによ) 煩(わづら) 自烈(じれつ) 為(し) 莞爾(につこり) 萎(しな) 潤(うるほ) 蹂躙(じうりん)